桃色不燃物 「ほのぼのペットダイアリー」

小学校六年生の時のことです。
私は、岡田君の教科書に卑猥なコトバを落書きした疑いで先生裁判にかけられました。しかし、まったく身に覚えのないことなので、私は「やってねえよ! なんでいつも俺ばっか疑うんだよ!」と最後まで無罪を主張し続けました。
けれど、自分がやったことをすっかり忘れていただけで、犯人は間違いなく私だったのです。さっき思い出した。ごめん岡田。あと先生も。

そんな十数年前の犯行を告白したところで、本題です。
ペット系の親バカ日記とか、あるじゃないですか。

親バカ日記っつーかバカ日記っつーか。特別可愛いわけでもない、犬だの猫だのハムスターだのの写真をデジカメで撮って載せちゃったりするやつ。

素人が撮ってるもんだから、光の加減で目が異様に光っちゃったり、輪郭がシャープすぎたり色彩が鮮明すぎたりして、体毛のふかふか感がまったく活かされてなかったり、ベストショットとは言いがたいふぬけたポーズをしていたり、ただでさえあんまり可愛くないのがさらに可愛くなくなっちゃってたり、その写真にどうでもいいコメントつけちゃったり、しまいにはフキダシつけて「きょうはさむいにゃ~(猫語)」なんて、飼い主が勝手に考えた心底どうでもいいセリフを喋らせちゃったり、「なーにやってんだか。ハハ」程度の感想しか持ち得ないようなやつ。

どうぶつ大好きっ子であり、なおかつふかふか愛好家として一部で(ほんとうにごく一部で)有名な私にしては、ずいぶんそっけない感想かもしれないが、私はどうぶつ大好きっ子であると同時に、どうぶつ写真大好きっ子でもある。
書店で販売している写真集や、一枚150円もしやがるポストカード。そんな「小動物を撮らせたら右に出るものはいない」プロフェッショナルのカメラマンが撮ったどうぶつ写真ですっかり目が肥えてしまった私にとって、そこらの素人がデジカメでぱちりと写した写真など、履歴書に貼る証明写真みたいなもの。
「はいはい、猫ね」とか「ああ、犬だね」としか言いようがないのだ。

そんな世に氾濫しているペット日記について、深夜のファミレスで友人たち(全員サイト持ち)と熱く語っていた時のこと。
「ペット日記ってうぜえー」「もうちっとひねったコメントつけろよ」「あんなんでいいなら1日5回更新できるぜ」「楽でいいよなあ。ペットなんてネタの宝庫だもんなあ」「あ、コーヒーおかわり」などと話を弾ませているうちに、こんなことを思いついた。

「被写体が動物だからクソつまんねえんであって、アレと同じことを人間でやったら面白いんじゃないか?」と。

浮浪者やサラリーマンのなにげない日常のひとコマを撮影し、彼らに勝手に名前をつけて、ペットとして紹介するのだ。もちろん、写真の下にはかわいらしいコメントを添えて。

たとえば、
浮浪者がダンボールを集めてる写真に「ジョンのふゆじたく」
ゴミ箱をあさっている写真に「ジョンははたらきもの」
ゴミ箱から拾った雑誌を片手に「わあい。きれいなジャンプをみつけたぞ」
他の浮浪者とのツーショットで「ともだちのラッシーがあそびにきたよ。常時手が震えてるけど、いいやつなんだ」
新宿地下通路で「強制撤去後、ここも寂しくなったよね」
最後は、きれいに片づけられたおうちの跡地に花が飾られている写真に
「今年の冬はさむかった」

サラリーマンバージョンでは、
電車に揺られて「満員電車はにがてだよう」
電話を片手にしょんぼりしながら「得意先におこられちゃった」
ソリティアしながら「けっこうヒマなんだよね。会社員て」
午後の公園のベンチで「会社にもどるの、イヤだなあ」
コピー機のトナー片手に「あれあれ? これはどこに入れるのかな?」
上司とおぼしき人の机の前で最敬礼して「あたまをさげることならボクにおまかせ!」
とりあえず切ってもらった領収書をじっと見つめて「これはけいひで落ちるかな?」
窓の外をながめながら「鳥っていいよなあ、自由で」

どうだろう。なんとも心温まるペット日記になりそうじゃないか。
サイトの1コーナーとして、是非やりたい。……そう思ったのだが、実行するには色々と問題がある。

まず、被写体。浮浪者ならば、そこらに転がってるのを隠し撮りすればいいだけだが、万が一見つかった場合、割れたビール瓶片手にどこまでも追いかけてきそうで怖い。相手がサラリーマンの場合も、会社内で隠し撮りをするのはかなり難しそうだし、仮に撮影・掲載許可をもらったとしても、勝手にペット扱いされてることを知られたら、すごい怒られそうだ。

一番重要な問題は、私がデジカメを持っていないということなんだが、誰か代わりにやってくれないだろうか。こんなサイトがあったら、毎日アクセスするんだが。

+今月のおすすめサイト
テーマ日記/Web Link (デッドリンク)
公開している時点で秘密もクソもねえ「秘密日記」、自分で言ってりゃ世話ない「ダメダメ日記」など、テーマ別に様々な日記がリンクされている。もちろん今回のテーマになった「ペット日記」も多数掲載。お勧めのカテゴリは「おもしろ日記」。「おもしろ」と自称されているだけあって、中身は目を見張るほどのつまらなさ。

初出: インターネットAscii 桃色不燃物 vol.15

もしも女になったなら

「俺も女に生まれてたらなあ」

風俗産業に従事している女性であれば、一度は客からこんなセリフを聞くことがあるだろう。私も、これに類する言葉はもう飽きるほど聞いてきた。

「俺も女だったら、絶対こういう仕事やってると思うよ」

中には、こう言えば「ボクは風俗の仕事に対して、何の偏見も持ってませんヨー」ということをアピールできると勘違いしている輩もいる。そうすることでコチラの心象が良くなるとでも思っているらしい。馬鹿が。逆効果もいいとこだっつーの。ほんとに偏見がないとしたら、間違ってもそんなことは言わねえだろうよ。

と、稀にそういった例外も存在するが、たいていの場合、この手のセリフの言葉裏には「女はいいよなあ、楽に稼げて」というニュアンスが込められているのだ。

言葉裏も何も、ハッキリそう言うヤツも大勢いる。なめるなクソ野郎。
こんな言葉を聞かされて、性根の優しいこの私が黙っていられるはずがない。

「じゃあ、そういう趣味のおじさま紹介しましょうか?」
「女じゃなくても、ウリ専って手もありますよ」

そんな親切なアドバイスをして差し上げるのだが、そうすると決まってみんな目をそらして黙り込んでしまう。おいおいなんだよ。「こういう仕事」がやりたいんじゃなかったのかよ。せっかく俺が妥協案出してやってんだろうよ。聞けよ。人の話を。

まあ、楽といえばこんなに楽な仕事はないと思うので(あくまで私にとっては、の話だが)、それはそれでいいとしよう。

ただ、コイツらは「カラダを武器に稼ぎたいんなら、何も女にならなくたっていいじゃん」という基本的なことをわかっていない。

――年がいってる? スタイルが悪い? ノープロブレム。そんなあなたのために、世の中には「フケ専」「デブ専」というものがございます。スジ筋でもジャニ系でもマッチョでもなくとも、どんな種類の男性にも、必ずニーズはあるはずです。もっと自分に自信を持って!

――それ以前に、そんな趣味はない? おっと、仕事は趣味でやるもんじゃあないですよ。甘えちゃダメ! それに、「ウリ専」には、意外にノンケの人が多いそうです。なまじ「そういう趣味」があると、つい自分の好みで客を選んでしまうので、あまり良くないらしいのです。だからあなたも適性充分! 割り切って稼ぎましょう!

別に女じゃなくたって、やろうと思えばいくらでもできるんだよ。新聞の三行広告見ろよ。「男優募集・五十代以上・太め歓迎」なんて募集があるんだから。やれよ。電話かけてみろよ。問い合わせしてみろよ。新しい世界に飛びこんでみろよ。みんなが君を待ってるよ。

「それでもやっぱり女になりたい」
「女になって、フーゾクやりてえんだよ」
「フードルになりてー」

と、あくまで「女になる」ということにこだわるワガママさん。そんなあなたに、ちょっとヒトコト言わせてください。

オマエが女に生まれたって、まず指名は取れねえだろ。オマエが女になったとしても、絶対可愛いわけねえもん。容易に想像つくもん。下手すりゃヤワラちゃん以下だろ。ちょっと考えたらわかりそうなことじゃないか?

もしかしてあなた、自分が女だったら間違いなく可愛い女になるはずだと思ってるんですか?

そのツラで?
その骨格で?
その体脂肪率で?
現状をまったく無視して?

無理だろ、その遺伝子じゃ。

確かにこの仕事はけしてルックスだけが全てではないので、多少の、かなりの難アリでも、それなりに固定客は掴めるでしょう。具体例として、私がおりますし。

ですが、なーんもわかってないで「楽して稼ぎた~い」なんて言ってる時点でダメです。馬鹿です。頭悪すぎです。客の前でバカのフリをするのはいいことですが、根っからバカじゃ困ります。「まんま」じゃヤバイです。そんな甘えた考えでは、三日も続かないことウケアイです。

とにかく、外見的にも内面的にも、もう少し現状を考慮された方がよろしいかと存じますが、いかがでしょう。

▼追記

よく聞かれることなんですが、私は「男になりたい」なんて、今まで一度も思ったことはないです。「もしも、ある日突然男になったら?」「その場で自殺します」っつー感じで。

男が「女になりてー」っつうのはわかるんだけど、女が「男になりてー」っつう気持ちはよくわかんないです。六本木のレズバーとかに勤めてる、タチの人がそう言うのはわかるんですが。

私は、女に生まれて本当に良かったと思ってます。
これで男だったら、絶対女に相手にされてねえもん。モテナイ君の称号を与えられてるはずだもん。膣口があるっていうだけで、私レベルでもとりあえず相手にしてもらえるんだもん。これって超ラッキーっスよ。マジで。

私が女として生まれることができた、この運命に感謝。
そして、世の男性諸氏の間口の広さに乾杯。
  • 1998年10月20日
  • Trash

チカちゃんのお部屋

中学時代からの友人がいる。名前を仮に「チカ」としよう。と言いつつも、しっかり本名だったりするんだが。まあいいや。他人事だから。

このチカという女、キャラ的には私とややかぶる。――キャラかぶり、と、これだけ聞いただけでも解ってもらえるだろうが、性格も私に似て悪い。かなり悪い。いや、私なんか及びもつかないほど悪いかもしれない。当然口も悪い。私よりも悪い。 悪いというか、ひどい。

そしてチカは、無自覚に個性的な振る舞いをすることで有名な人物。「もしも私が、実在の人物をモデルにした四コママンガ作家にでもなった場合、コイツと友達でいる限り永遠にネタに困ることはないだろう」――そんなことをマジで考えてしまうほどの逸材だ。それほど、彼女に関するおもしろエピソードには事欠かない。

だが、全て語ろうとすればマジで本が一冊できてしまうので、ここでは、このチカという女を語る上で絶対に外すことができない話を一つだけしよう。

こいつ、部屋がす―――っげえ汚えの。

なーんだそんなことか、と思うのはまだ早い。ちゃんと最後まで聞きなさい。どれだけ酷いかは今から説明するから。脳細胞フル回転でギャグひねり出すから。でも別に笑わなくていいから。自分が楽しいだけだから。ただのオナニーだから。つーか聞いて。マジで。ビビるから。

初めて彼女の部屋に行ったのは、忘れようにも忘れられない中二の時、およそ十年前のことだった。うわ、すげえな。年食ったな俺も。って自分で書いて軽く引いてしまったが、そう、確か十四くらいの時だ。

チカとは、中二の時に初めて同じクラスになった。出席番号が並び順で、席が前と後ろだったこともあって、新しいクラスになって一番最初に言葉を交わした奴だった。

話をしているうちに、二人には「誕生日が一緒」という驚きの共通点があることを知り、初日からすっかり意気投合した私達。その後も、学校内だけのつきあいにとどまらず、一緒に遊びに行ったり、一緒に買い物に行ったり、一緒に万引きしたりと「お友達イベント」を順調にこなして行き、次第に親睦を深く、濃くしていった。

そして、お友達イベントの定番中の定番、

「今日、うちに遊びに来ねえ?」

がやってきた。別に人の家に行って何をするってわけでもないんだが、ある程度仲良くなった者同士であれば、一応相手の基地を見ておきたい、という気になるものだ。自分がまだ知らない、相手の暮らしっぷりを見てみたい。ちょっとした好奇心だ。

人が「部屋に来いよ」というのは、「心のドアは開け放たれていますよー」のサインでもある(男女間に関する場合は「ヤッちゃおうコイツ」っつう目的のための手段でしかないが)。これを断ったらある意味失礼にもあたる(男女間で言えば、どう控えめに断っても「ヤらねえよバーカ」という意思表示にあたる)。

なので私も、「いいの? じゃあ行くわ」と軽~くOK。つーか暇だしな、中学生なんて。バイトもできないし、男もいないし、もれなく親嫌ってるし、あんまり家に帰りたくないし。そんなわけで、その日の放課後、さっそく彼女の家にレッツゴー。

二人で電車にがたごと揺られていると、チカは、やはり人を家に招く時にはハズせない社交辞令的会話、「うち、部屋汚いよ」をくり出してきた。

私も、「人はなぜか自分の部屋をやたら『汚い』と言うが、たいていは誇大表現であるの法則」にのっとって、「あー、そんなん気にしねえよ」と、さらりとかわす。

「ほんとに汚いと思うよ」「別にいいって(俺の部屋じゃないし)」「いや、マジで汚いから」「関係ねえじゃん(住むわけじゃないし)」と、おざなりトークを交わすうちに、チカちゃんハウスに到着した。

「おじゃましま~す」と、外面だけはやたらいい子な私は、チカちゃんママに明るく元気にご挨拶。これで第一印象はオッケー。「あの子と遊んじゃいけません」とは言われないだろう。

そして一階を抜け、チカちゃんルームに続く、古い造りの一軒家にありがちな、やたら勾配の急な階段を昇った。部屋の前に着き、前に立つチカが「ここ」と言いながら部屋の引き戸を開ける。「おじゃまっすー」と、先程とはうって変わった地声で、ほんとにカタチだけの挨拶をしつつ、チカの肩越しにひょいと中を覗き。

絶句した。

散らかった部屋を表現する際、「物置部屋みたい」っつうのはよくあるが、この時私の頭に浮かんだ言葉は、「……ゴミ捨て場?」だった。いや、大げさでも何でもなく。

きっと、ここを通過したその奥に、本当の部屋があるんだろう――マジでそう思った。そうあって欲しかった。

が、チカはそのゴミの渦中へずんずん入って行き、鞄を実に無造作に放り投げると、立ちすくんで言葉をなくしている私に、「入っていいよ」と促した。

「あ、ここなんですか?」

――動揺が敬語になった。

その時の私が思ったことは、「入れば、って言われても……」。入りたい、のは山々なんだが……いや、入りたくないと言えばもう全然入りたくないんだが、どうにもこうにも「入れない」のだ。

足を踏み入れたくても、床いっぱいに服、雑誌、漫画、CD、化粧品、紙クズなどが敷きつめられていて、どこに足を着地させていいのかわからない。あまりの凄まじさに、「ああ、足の踏み場がないってこういうことを言うんだなあ」と、本気で感心してしまったほどだった。

だって床が見えないんだもん。タイトルつけるなら「関東大震災、その後」っつう感じだもん。こういうのテレビで見た気がするもん。家具が倒れてないだけだもん。「泥棒が入ったみたい」とか、そんな表現じゃ追いつかないもん。

私は、さっき電車の中で聞いた、チカの「マジ汚いよ」という言葉を思い出し、「ほんとにこういうこともあるんだな、人の言うこともたまには信じなきゃ駄目だな」などと、殊勝にも反省をした。

だが、いつまでもこのまま立ち尽くしているわけにはいかない。意を決して「……あのさあ。これ……踏むよ? 何かいっぱい、落ちてるし……。いいの?」と、恐る恐る聞いてみた。落ちているのか捨ててあるのかはわからないかったが、ゴミを床にぶちまけておく風習など我が家にはないので、とりあえず「落ちてる」という表現を用いた。

「ああ、いいよ別に踏んじゃって」

――そうか、いいのか……。まあ、おそらくこのゴミ、っつうかブツっつうか、その持ち主が言うんだから、いいんだろう。でも、さすがにバキバキ踏みつけてしまうのも気が引けるので、つま先立ちで慎重に入室。足元に細心の注意を払った。

よくよく目を凝らすと、ところどころうっすらと床が見えている地点があるので、なるべくそこを選んで足を置くようにする。……それでも、ハイソックスの足裏に、確実に何かを踏んでいる感触。

あ。ヘアピンだ。これは……クリップ? お、キーホルダーだ。こんなとこに油性マジック(極太)が。しかもフタ開いてるよこれ。あっ、中間テストの答案用紙発見! なんで捨てないんだろ。五十二点なのに。むしろ恥じゃん、とっとくの。……ああ、よく見ると髪の毛もたくさん落ちてるわ。綿ボコリもすごいや。

一歩進むごとに新発見の連続。なんだかだんだん嬉しくなってくるから不思議なものだ。……っておい! 画鋲も落ちてるよ! あぶねえよマジで!! さすがにこれにはクレームを入れたが、「あ、悪い」の一言で片付けられた。

被害を最小限に食い止めようと努力しているのだが、それでも何かしら踏んでいるらしく、痛い。歩くたびにダメージを受ける。魔女に足をもらった人魚姫って、こんな気分なのかしら? ドラクエで毒沼の上を歩く時って、こんな感じ?

そしてようやく、恐らく部屋の中心部と思われる場所にまで進入した。まだ少しおどおどしながら周囲を見渡している私に、やはりゴミ――いや、本や教科書の積み重ねてある机(と、おぼしきもの)の上に、牢名主のごとく座ったチカがこう言った。

「そのへん、適当に座っていいよ」

「って、どこに?」

俺、即レス。もう間髪入れずに。

マジでびっくりしました。ギャグかと思いました。他にリアクション取りようがないです。しかし相手は一応「気を使って」言っているのに、これは少々失礼な反応だったかな、とも思う。それよりもっと気を使うべきことが他にあるのでは?という疑問もあるにはあるが。

案の定、チカは気分を害したらしく、「てっめえムカつく! マジムカつくよ!」と怒り出した。けど、オマエそれ怒る方が間違ってると思うぞ。

チカは怒りながら、制服を脱ぎ捨てさっさと私服に着替え始めた。私の「どこに座れと言うのですか、あなたは私に?」という問いに対する答えはないまま。

ほったらかしにされた私は、仕方なく、床にあるものを足でザザッとよけて、なんとか座れるだけのスペースを作った。自力で。
自主制作したその小さなスペースにぺたんと座りこんで、ひとまず落ち着いてみると、その惨状にもだんだん目が馴れてきた。

私は、チカが、どこまでこの状況を理解しているのか。彼女の神経は果たしてまともなのかどうか。それを確かめる意味でもって、わざと失礼に値する言葉を口にしてみることにした。

「きっ……たねえよな、ここ。マジで」
「うるさいよ。だから言ったじゃんさっき」
「私に対するイヤガラセじゃないよな?」
「うるせえって」
「……ごめん、ちょっと言わせて。この部屋、何かいそう」
「ぶっ殺すよ?」

チカの反応からすると、この部屋が常識を大きく外れて汚い、という自覚はあるようだった。――なんだ、自覚があるんだったら遠慮する必要はねえよな。

……途端にざわりと血が騒ぎ出した。意外に思われるかもしれないが、こう見えても私は、人をけなしたり罵ったりするのがわりと好きな方だったりする。そのため、こういう絶好のターゲットが目の前にある状況では、もう何か言いたくて言いたくて体がうずうずしてくるのだ。

「そこに積んである服って、オブジェみたいなもん?」
「おや、何か腐臭が……」
「ここって、警察入ったら一発で捕まるよね」
「もう隠さないでいいって。その服の山の中に、かくまってんだろ誰か」

という軽めのジョークに、

「オマエ、マジでこれシャレになってねえよ」
「よくここに人を招く気になったよな。その勇気だけは認めるわ。勇気だけな」
「私がここに住んだら、たぶん3日以内に発狂するな」
「部屋が汚い、っつーより、この部屋自体が巨大な汚物って感じ?」

などという若干の本気を交えながら、この部屋に対する正直な感想を思いつくままに述べていく。それはもう嬉々として。ようやく、俺・オンステージっつう感じ。たぶんこの時の私は、このゴミ溜めの中で唯一キラキラ輝いていたことだろう。

私が何か言うたびに、チカから「殺す」「マジムカつくわ」「うるさいよ」等の稚拙な反撃が返ってくるが、もちろんそんなものはまったく意に返さないない。つーか、この部屋の主が彼女だという時点で、すでに勝負はついている。

言いたいことをほぼ言いつくしてスッキリし、今更ながら「初めて来た人んちに、あんまり文句垂れるのも失礼かな」と気づいた頃には、私ももうこの部屋の汚れっぷりに対して、それほど興味はなくなっていた。つっこむポイントはつっこみ倒した。もうこのへんで勘弁してやることにした。つーか、飽きた。

それからは普通に談笑。私も部屋に対する警戒を解きはじめ、徐々にリラックスしてくる。が、姿勢を崩して後ろに手をついたとたん、バキッ! という不審な音が。たった今、てのひらに感じた硬い感触を確かめて見ると――CDケースが割れていた。

そう。現在座っているスペース、そこから少しでもはみ出るとヤバイのだ。……結界に近いかもしれない。

私は、せめてもう少しくつろげるスペースを、と思い、周囲に散らばっていた服や雑誌をかき集め、まとめ始めた。「いいよ、別にそのままにしといて」とチカは言ったが、おまえは良くても私は全然良くない。チカが「何か飲み物取ってくる」と部屋を出て行った間にも、黙々と片付けを続行した。

しばらくして、まとめたこのゴミ、じゃなくて服や雑誌をどこに押しやればいいのか、という問題にぶちあたった。これを置いておけるスペースなどは、少なくとも私の目には見当たらない。

どうにかなんねえかなこれ、と思いつつ周りを見回していると――私は、白いクローゼットの存在に気づいた。なんだよなんだよ。こういうもんがちゃんとあるなら、せめてそこに突っ込んでおけよ。うわべだけは片付くじゃねえか。ったく、しょうがねえな。

そう思って、クローゼットの扉を開けた。無断で。
すると――あまりにもありがちすぎて、逆にまったく考えもしなかった事態が起こった。

クローゼットの中に、すでに突っ込まれきって詰め込まれきった服やら雑誌やらCDやらが、扉を開けたとたん、雪崩のように私を襲ってきたのだ。ドリフかよこれ。

私が悲鳴をあげるのと、チカが麦茶を持って戻って来るのとはほぼ同時だった。開け放たれたクローゼットの扉と、その中から崩れて来たブツをなんとか押し戻そうとしている私を見て、チカは叫んだ。

「馬鹿おまえ!危ないから勝手にそのへん開けるなよ!

――そんな彼女も、今では立派な一児の母。
現在住んでいる部屋は、チカ曰く「……いや、あの頃より少しはマシになってるよ」。

その、彼女の言う「少し」というのはどの程度のものなのか、一度この目で確かめに行かねば、と思う。
  • 1998年10月13日
  • Trash

ビジュアルバンド考

ある友人が、ラルク・アン・シエルやシャムシェイドがかつて、いわゆる「ビジュアル系」、「お化粧バンド」に区分されていたという事実を知らなかった、っつー話を聞いて驚いた。そ、そんなもんなのかな、やっぱり。

つーか、どいつもこいつも途中で落とすくらいなら、最初っから化粧なんかすんなっつーんだよな。貫けよ。初志を。そして私を笑わせろ。暖かい目で見守らせろ。ビジュアル系ウォッチングは、私の数少ない趣味のひとつなんだよ。

でも、シャズナはいつ我に返るか楽しみだけどな。マリスミゼルとかも。それを見届けるまでは死ねねえとか、わりと真剣に思っている今日この頃。

ただ、この手のバンドの「最初は派手な化粧で飾り立てて目を引いて、ある程度人気を得ると素顔に戻る」という作戦は、女が男を引っ掛ける時の手口と実によく似ていて、そういう意味では非常に好感が持てるんだが。わかりやすくて。

さて、その好感持てる手口で一躍ヒットした、元ビジュアル系の代表と言えば?

――私の個人的な意見としては、黒夢だ。

だって黒夢。なんせ黒夢。意味不明かつややこしい横文字のバンド名が並ぶ中、燦然と輝く漢字二文字。

「えっ、熟語?」

という感じである。

青でも黄でももちろんピンクでもなく、あくまで黒。そして夢。このネーミングにはビジュアル系のビジュアル系たる所以を感じる。

そうそう。一応注意しておきますが、「こくむ」と読むのは素人ですよ。「くろゆめ」が正解です。そう言う私も数年間「こくむ」と呼んでいたんだが。いつだっけな、気づいたの。

「訓読かよ!そりゃないぜ!」

ってな具合に、かなりショックだった記憶がある。
もちろんそのあと笑ったが。

それでは、ここからちょっと回想入ります。
――かつて私には、『ショックス』『ヴィシャス』『フールズメイト』などの、知ってる人は知っている、ビジュアル系バンド専門誌を買い漁っていた時期があった。

『パチパチ』あたりのメジャー音楽誌では白黒ページにも載らないような小さな規模のバンドが、巻頭表紙やカラー見開きでデカデカと扱われてるその違和感。「売ります・買います」や「友達募集」コーナーのイッてる奴らのイッてる投稿。インディーズのくせして妙に自信満々のバンドインタビュー。「俺達が今のミュージックシーンを変えます」……変えられるもんなら変えてみろ。つーかお願い。変えてください。あなたにそれができるのならば――などと、それらに一人静かにツッコミを入れるのがたまらなく好きだったのだ(しかし、真顔で『パチパチ』買ってた自分も結構ヤバイ、と今気づいた)。

そんなある日、その手の雑誌をニヤニヤ眺めながらツッコミポイントを探していると、とあるCD屋の広告が目についた。

ビジュアル系のインディーズものを扱っているらしいその店には、普通のCD屋ではお目にかかれないマニアックな品が勢揃い。遠方の方のために、通信販売も行なっている親切ぶり。

「こういうの専門の店もあるんだなあ」「インディーズでもシングルなんか出すのかー。誰が買うんだ?」などと感心しながら見ていると――不意に、壮絶な文字が目に飛びこんできた。

『黒夢/生きていた中絶児』

字面に大爆笑。こ、怖え! これってどっちがバンド名? どっちがアルバムタイトル? どっちにしろマズイよ、生きてたら!

ひとしきり笑った後、もうそのアルバムが欲しくて欲しくてたまらなくなった。き、聴きてえ! どんな曲? どんな詞? どんな人? めちゃくちゃ知りてえ!

欲しいと思ったら買うしかねえ。もう速攻でハガキ書いて通販申し込み。ここまで私の心を揺さぶってくれるんだ。数千円程度は惜しくない。

そして数日後、私の手元にブツが届いた。開封する手が震えるほどの嬉しさ、高まる期待。震える手でそっとCDを取り出し、

「こんにちは、黒夢」

――これが私と黒夢との、初めての出会いだった。

そして問題のそのCD。……とても、素晴らしいものだった。何もかもが期待以上。まずはジャケットで一発がつんとやられて、歌詞を見て目眩がして、音を聴いた時にはグロッキー状態。完全にヤられました。悪い意味で。

「コイツらのことをもっと知りたい……」と、いつしか私は黒夢にぐんぐん引き込まれていったのだった。

そんな矢先、私のもとに黒夢メジャーデビューのニュースが舞い込んできた。つーか自分で見つけた。またもやその手の雑誌で。

ナ~イスタイミング! デビューしちゃうのね? アルバム作っちゃうのね? 今度は普通のCD屋でも買えるのね? 超ウキウキ。絶対買ってやる。ああ買ってやるとも。私はそう心に誓った。

ああもう待ち遠しくて夜も眠れない。嘘。そんなわけないだろいくらなんでも。だけどマジ楽しみ。今度はどんな暗黒っぷりで私のハートを揺さぶってくれるのかしら。歌番組とか出ちゃうのかな? どんなツラして歌うのかな? タモリとトークしちゃうのかな? ああ……興味は尽きない。

そしてデビューアルバム発売。――した時には、もう『黒夢』なんて単語は私の頭には残っていなかった。発売後しばらく経ってから、たまたま立ち寄ったCD屋の店先で、偶然発見したのだった。発見と同時に鮮やかに蘇る記憶。……しかし、その時はかなりどーでもよくなっていたんで(喉もと過ぎればって感じで)「ふうん」としか思わなかった。――が。が!

『黒夢/迷える百合達』

わあ、今度は迷っちゃってるんだあ!

アルバムタイトルに目を奪われたばっかりに、やっぱり買ってしまった。買わずにはいられない衝動に襲われてしまった。仕方ないじゃん。迷っちゃってんだもん。気になるじゃん。

買ってしまったものは仕方ないので、とりあえず聴いた。歌詞も堪能させていただいた。そして思った。

――売れねえだろうなあ、こいつら。

だが、いつしかキャツらは化粧を落とした。そしてフツーの衣装を着、いかにも「ビジュアル系でござい」といった感じの音がどんどこポップになり、何気ないそぶりで歌番組に出演し、飲み屋のカラオケで黒夢を歌う野郎が表われ――いつの間にか「有名なバンド」になってしまっていたのだ。キャツらは。

何だよ何だよ!! 『中絶児』『デスマスク』『自閉症』だったくせに!!  なんだよそのダルそうなツラ! ジャケ写や雑誌のグラビアでは、いつも精一杯おめめパッチリ開いて写ってたくせに! なにその上半身裸は! ひらひらのブラウス着て百合の花とか抱いてた頃が(おもろくて)好きだったのに! ずるいやずるいや!

――と、意味不明な憤りを覚えた私だった。

でも、やっぱりいまだに買っちゃうんだよねえ、アルバム。さすがにシングルは買う気しないけど。アルバム出ると思わず買ってしまうのはどうしてなんだろう。
それも決まって、「発売直後には全然見向きもしないくせに、数ヶ月経つと何故か手が出てしまう」というパターンなんだよな。「見向きもしない」ってのは実はポーズで、内心じゃあ本気で好きなのかも――なんて不安が頭をよぎる今日この頃。

マズイことに、何度も聴いてるうちに「あ、この曲結構好きかも」なんてマジで思ってしまったりするんだよねえ。最初は「なんだこりゃ」つってるのに。いつの間にかじわじわと。後から効いてくるのだ。

そういえば、初めて買った『中絶児』。単に笑いを求めて買ったこのCD、自分に試練を与える意味で、今でもたまに引っ張り出して聴いている。そのたびに、今でも遜色劣らない凄まじさに半笑い。何度聴いても効いてこないのはこれだけかも。

そう。私が「黒夢いいよね」とはマジで言えない理由はここにあるのかもしれない。

『親愛なるデスマスク』

……出会いがこれだもんなあ。言えねえわ、やっぱ。

ネット文体

ひっじょぉ~にマズイものを見てしまったですぅ~!!!
もう頭ん中カユカユ☆ 虫わいちゃったかなぁ (^^;)??

昨夜、何気なしにリンク・リンク・リンク・リンク……っと、電脳世界をあてどなくさ迷っていたら、とぉんでもない場所にたどりついてしまったんですぅ(T_T)

よくある個人ホームページってやつなんだけどぉ、これがすっごいの!!もぉ思わず目を皿のよーにして読んぢゃいまちた!楽しかったぁ!いろんな意味で!(爆)

これをラミちん一人の胸にしまっとくのはもったいないなぁって気がするから、みんなにも教えたげるね☆

――なんてな。ちょっと自分を苛めてみたよ。読む方もイタかっただろうが、書く方はもっとイタかった。察してくれ。

とにかく、マジでびびらせていただきました。血の気引いたよ。脳味噌削れた。鳥肌立った。トップページからもう「ヤバ気」な雰囲気満載で、頭ん中で「これ以上進んだらやべえ!」っつー警告ランプがちかちか点滅したんだけど、あんまりにもスゴくて「戻る」ボタン押せませんでした。

一部抜粋って形でしかここには書けないんだが、ねえ、みなさんどう思われます?こういうの↓

(「……」は省略部分、「××」には作者の個人名、しかも愛称化されたものが入る)
  • ……なのにぃ (*^o^*)
  • ……とか思っちゃうのは×××だけぇ?(^^;
  • ……かなぁ(^^)???
  • しくしくしくぅぅ(;_;)
  • ×××ってば、……なんですぅ (>_<)
  • ちょ~久しぶりぶりぃ!なんですもーん(爆)
  • めちゃんこ……なのですよぅ!
  • ……なんて、もぉやめよかしら(^^;
  • にゃは~ (^o^)
これは……一言で言うと「典型」ってヤツですか?

もしくは、私がネットを始める前に抱いてた「ネットをやってる人間に対する偏見」の具体例?

――なあ、いいかげん無意味に語尾を伸ばすのはやめにしようぜ。ギャグならともかく。マジでやっちゃヤバイよ。そろそろ気づこうよ。はっきり言って変だよ。どうかしちゃってるよ。あんまり他人の書いたもんにケチつけたくないんだが、物には限度があるって。ほんとに。

「ネット文体」っつーのか何なのか知らないけど、「オマエぜっっったい普段からそーゆー口調で喋ってんだな?絶対だな?じゃあ聞かせろ。今ここで。語ってみせろオマエの言葉で」と思わずにいられません。

書き言葉と話し言葉には差があるってのはわかるけどね。でもこういうのって一応『口語体』なんでしょ?そのつもりで書いてんでしょ?ねえ?そうなんでしょ?

――それがおまえの口語なのか!

って、ほんとに普段から「きゃは☆」とか言ってる人だったらそれはそれで嫌だが。

でも本当にいるんだなー、こういう子って。噂には聞いてたけど。これに近いものは見たことあるけど、ここまで「行きついちゃってる」のは初めて見た。すげえよ。ある意味感動したよ。知らない世界に迷い込んだ気分だったよ。

まあ、本人楽しくやってる分にはいいと思いますよ。女の子らしい……と言えないこともない、こともないかも、しれないし (歯切れ悪いぞ)。可愛い……と思えなくもないし。百歩譲って。強引に。

で、すっかりこの「××ちゃん」という人物に興味を持ってしまった私は、

「どんなドブスかツラ見てやろう」

と腐った根性とドス黒い好奇心でプロフィールページに行きました。

見ました。

30過ぎの野郎でした。(しかもすっげ不細工)

――もしも、私がネットを始めて一番最初に見たのがこのサイトだったら、たぶん今ここにはいない。
彼の今後の動向を見守って行きたい (ブックマーク済み)。

▼追記

問題のサイトは、これをアップする直前、キレイに削除されてしまいました。しかも「移転先はメールで教えます」だと。書いたんだけどね。メール。返事来なかったよ。ちえ。

末期んとっしゅ

最近聞いたチョットいい言葉。

「僕にとってマックは、あくまで道具でしかない」

それはわざわざ口に出して確認しなきゃならないことなのか? たかがパソコンだろ? 道具以外のナニモノでもないじゃんよ。マックの人って不可解だ。

不可解といえば、もうひとつ不可解な出来事を思い出した。

あれは近所の電器屋に、おもしろパソコングッズを探して乗りこんだ時のことだった。私は、本体が展示されているコーナーから少し離れた周辺機器売り場にて、おもしろマウスや変り種マウスパッドを目をキラキラさせて物色していた。そんな私の左方向から、一組の若い男女が歩いてきたのだ。

――事件はその時起こった。
そのツガイが、私の背後を今まさに通りすぎようとした瞬間。ツガイのオスが、これ見よがし(これ聞きよがし)にこう言ったのだ。

「リンゴねえなあ~」

……もうビックリです。思わず敬語になってしまうくらい驚きです。本当に「ドキッ!」という擬音が胸の中に響きました。思わず振り返り、通りすぎゆくそいつの背中をまじまじ見つめてしまうほどでした。

けれど、それで終わりではなかったのです。
野郎は、驚きのあまり目はまんまる、口はぽかんと半開き状態になっている私の存在など気にも留めずに、更にこう言い放ちました。

「リンゴねえなんつったら、怒るよ俺」

――勝手に怒れ。心ゆくまで。怒るがいい。

私の視線は、驚きから憎悪と嫌悪の入り混じったそれへと変貌した。そして瞬間的に胸の中に湧き上がったのは、純粋な殺意。おそらくその時の私は、子供が見たら泣き出すような恐ろしい形相をしていただろう。……ただ、驚きのショックから完全に抜けきれずにいたので、口は半開きのままだったことも事実だ。それだけは失敗だったと思う。

視線で人が殺せるのなら、おそらく奴の肉体は細胞レベルにまで粉砕されていたことだろう。って、それは言いすぎだ、いくらなんでも。誇大表現です。でもムカついたのよほんとに。

もう後ろから追っかけてって、「あの、すいません、今なんて言いました?」と聞こうかと思いましたよ。

なんなんだよほんとに。リンゴって何? もしかしてアップル社が制作しているマッキントッシュっていうパソコンのこと? 通称「マック」っていうあれ?

マックならマックでいいだろ何でわざわざリンゴなんて呼び方するんだよおまえは頼むから理由を聞かせてくれねえかそこの兄ちゃんよ!

マッキントッシュのどこを何語で訳せばリンゴになるのか教えてくれ頼む。
いや……いい。社名で呼びたいなら呼ぶがいい。だが何故に和訳。

もしかしてあなた、カッコつけちゃったですか? 和訳なのに? アップルをわざわざ日本語に直して? 中一レベルの英語力を披露して? 「通」気取りなんですかそれで?

何が「リンゴねえなあ」だよ。あるわけねえだろクソ野郎。ここは電器屋だ。どこの世界にリンゴ売ってる電器屋があんだよ。どっかにあるかもしれないけどネ! とにかく、うわごとは熱出してる時に言いやがれ。

そういや、奴らは「パソコン」という表現もあまりしませんね。普通なら「うちのパソコン、最近調子悪くて」と言うべきところを、「うちのマック、最近機嫌悪くてさあ」などとぬかしませんか。何なんだ機嫌て。ヘソ曲げたり拗ねたりするような機械なんぞ捨てろ。気色悪い。

不可解にもほどがありますね。末期んトッシュ、略して末期の人ってのは。
別に私は末期んトッシュが嫌いなわけじゃないんですけどね。つうかマトモに使ったこともないのに好きも嫌いもねえですよ。

けどなあ、ヤツラの出所不明な自意識だけは相容れねえわ。本人気取っちゃってるつもりなんでしょうが、ダサダサですよ。はっきり言って。
あの妙ちきりんな選民意識はどっからくるんでしょ。不・思・議☆

▼追記

重ねて言っておきますが、私はマックがキライなわけではありません。ただ、やたらとマックユーザーであることを自慢したり、誰も聞いてもないのにマックの良さについて熱っぽく語ったりするアップルの広報部員かおまえは、っつうようなタコが嫌いなんです。ああいう人達って、アップルからおこづかいでも貰ってるんですかね?

「まっきんとっしゅくださいな」つって金出して買っただけのくせしやがって、テメエの手柄のように自慢すんなよ気持ち悪い。そもそもおまえが作ったわけじゃねえだろ。えらそうに講釈たれんな阿呆。……と思ってしまうだけなんです。

別にマック嫌いじゃないです。ユーザーの問題なんです。ユーザーの。

目には目を

久々に本気でムカついたぜベイベー。

ライブ感あふれる書き出しで始まる本日の出来事。まあ聞いてくれ。

受け付け終了まで三十分を切った頃、新規の客につくことになった。時間的に見て、これがラストになるだろう。ちゃっちゃと帰りたいので、私は速攻で仕事に向かった。

私の勤める店では、ホテルでの出張プレイが基本。なので、仕事が入ったら客が待つホテルまでとことこ出かけていかなきゃならない。

ホテルは、店から歩いて数分の場所にあるのだが、そこに辿りつくまでの道程は、夜になると酔っ払いやナンパ野郎や痴漢なんかが活動開始するデンジャラスゾーンと化す。ぼんやりしてるとすぐに獲物にされてしまうので、なかなかにスリリングだ。

私も過去、幾度となくターゲットにされてきたが、そういう輩は、気配を感じただけで「あ、来るな」とわかる。背後から近づく足音を聞いてもわかる。なんなんだろうな、あの一種独特の気配は。「視線を感じる」という言葉があるように、人間の第六感ってやつは、実はかなり高性能なのかもしれない。

私の場合、特に自分がイヤだと思うものに対してアンテナが働くらしく、イヤな波長はすぐに察知してしまう。視界にはまったく入っていないはずなのに、「!」って感じで振り向くと、背後の壁にムカデが張り付いてたりとかな。

そんなカンジで、今日もキャッチしたんだイヤ~なパルスを。「来た来た来たよ」と、それを感じた方向に視線を向けると――案の定、そこにはヤバそ~な感じの酔っ払い。ヒマそ~な風情で佇んでやがる。しかもモロに進行方向。どうしてもそいつの目の前を通らなきゃいけないという絶妙なポジション。最悪だ。

ヤツの視線は明らかに私を捉えている。こりゃ間違いなく絡まれる。――しょーがない。もう腹くくるしかねえな。めんどくさいのは山々だが、そいつのためにわざわざ引き返して遠回りをする気にもならない。なぜならそっちの方がよりめんどくさいからだ。

酔っ払いに絡まれるなんてよくあることだ。ここはひとつ大人になって、我慢しようじゃないか。そう思った私は、「何があっても完全シカト」を心に決め、足早にそいつの前を通り過ぎようとした――その時。

そいつは素早い動きで私の右サイドに移動すると、「ねえちょっとぉ」などと言いながら、私の二の腕をそれはそれは勢い良く掴みやがったのだ。

──瞬間、目の前が赤く染まった。

「ああ、頭に血が昇る、というのはこういうことを言うんだなあ」などと考える余裕もなく、腕を掴まれた次の瞬間には、

「何しやがんだてめえ。ふざけんなこの野郎!」

と、カマしていた。自分でも思いがけないほどドスのきいた低い声。咄嗟にこのような言葉が口をついて出てくるというのは、さすがに自分でもどうかと思うが。

痛えんだよこん畜生! 酔っ払いってのはどうしてこう力の加減を知らないんだ! それも何を気安く触ってやがる。きったねえ手で触んじゃねえ! 腕が腐ってもげちまうだろうが! それも直に直に! ああ畜生、ノースリーブのワンピなんか着てるんじゃなかった! おまえみたいなクソ野郎にタダでこの肌に触れさせてしまうとは! うああもったいねえ! しかも「ねえちょっと」だぁ? この野郎。初対面の人間に向かってきく口かそれが!

……と、言いたいことは山ほどあったが、いちいち相手をしてやる義理もない。それに当初は「完全無視」を決め込むつもりでいたはずだ。すでに予定が狂っている。これ以上バカに構うのは面倒、そう判断した私は、さっさとその場を立ち去ることにした。

――立ち去れる、はずだった。

普通なら、このぼやぼやした外見(友人評)と、粗雑でイキオイのある言葉とのギャップに、たいていのやつは引く。引きまくる。――普通なら。

だがしかし、コイツはとことん酔っ払ってんだかバカなんだか、薄汚い手を振り切り、強引に歩き出す私の後を、

「なぁんで怒るんだよぉ~(笑)」

などとぬかしてついて来やがったのだ。(笑)に注目だ。笑ってやがる。笑ってやがるコイツ。なんだか楽しそうだぞオイ。どうするよ。

……だめだ。だめだコイツ本物のバカだ。この時点でかなり怒りゲージはフルに近い状態だったが、今は勤務中だ。ここで下手にトラブって、余計な時間を費やすことは避けたい。早く仕事に入って早くおうちに帰りたいしな。

わき上がる衝動をこらえながら歩く私の背後を、そいつはしぶとくついて来た。なんなんだその執念。おまえは生まれたてのヒヨコか。私は親じゃねえっつの。来んな。踏むぞボケ。

だけどホテルの前までついて来られるのだけは、マジで勘弁してほしい(理由一:ホテトルと間違えられたくない。←プライド 理由二:そのまま一緒に入って来られても困る)。ホテルに着くまでになんとかお引取り願おうとするが(使用言語:「ついて来んじゃねえよバーカ」等)、そいつは一向に怯む様子がない。困った。

そしてとうとう、ホテル前に到着してしまった。ここまで来ると、さすがに「どーでもいいや」感が高まってくる。……いいやもう。ホテトルと思いたきゃ思いやがれ。これでもうオマエとはサヨナラだしな。アデュー、馬鹿。私は仕事に行くよ。

開き直った私は、そのままシカトしてホテルに入ることにした。それで全てが終わるはずだった。……でもやっぱりそう簡単に終わっちゃくれなかった。奴は、トドメとばかりにこんな言葉を投げかけてきたのだ。

「あれあれ~?どこ行っちゃうのかな~?(おどけた口調で)」

カチーン。

――いい音響いたわー。頭の中で。ここ最近で一番いい音色だったかもしれない。

その心底ヒトを馬鹿にしたような言葉と口調は、見事に私の心の琴線に触れた。触れたと言うより掻きむしられた。ハマった。ツボに。ずっぽり。

そして、表面張力でなんとか抑えられていたものが一気にこぼれだした。思わず振り返って、ついつい襟元つかんで、うっかり突き飛ばして「殺されないうちに失せろよボケ」(超低い声)とか言っちまいましたよ。さすがにそいつもおめめまんまるにして驚いてたわ。

脅しでも何でもなく、感情を素直に表に出しただけなんだけど。やあね、殺すなんて物騒なこと言って。こわ―い。

私は別に腕に自信があるわけじゃないし、逆ギレされたら殺されるのはたぶんこっちの方だろう。でも、そんな細かいトコまでいちいち考えていられないくらい逆上してしまった。ナイフとか持ち歩いてなくてよかったよ。もし持ってたら、迷わず刺してそうだもんな。

なんだか、ちょっとしたことでキレるガキどもの気持ちがわかった気がするよ。些細なことでも本気で殺意が芽生える瞬間ってのはあるんだな。中学生よ、今まで馬鹿にしててごめんな。でもほんとに刺しちゃうのはどうかと思うぞ。

まあとにかく、温厚なこの私をここまで怒らせるとはたいした奴だよ。それだけは認めてやる。この仕事をやっているうちに、たいていのバカは笑って許せる余裕を身につけたんだが、やはりバカ強し。かなわねえや、バカには。

──ちっきしょう、今思い出してもムカついてくる。殺せるもんなら殺しておけばよかった。でもこんなことで刑務所入るのも馬鹿らしいんで、誰か十万やるから代わりに殺してくれ(もちろん私に依頼されたことは内密に)。それも考えうる限りの残虐な方法で。あ、だけどトドメは俺が刺したいので、半殺しで頼むわ(罪はそっち持ちね)。

……こんだけ書いてもまだ怒り鎮まらず。まいったねどうも。でもいい加減落ち着かなきゃと思うんで、ここからは敬語を使用してみます。冷静さを装って。ただしマルシア語は禁止でございます。

――そうだ。そういえば。敬語と言えば。あのねー。わたくし、世の女子たちに問いたいんですがね。

痴漢とか強引なナンパ野郎に対して、「やめてください」とか敬語を使うのは間違ってると思いませんか? 悪いのは明らかに相手の方なんだし。言ってみりゃこっちは被害者でしょう。なぜ加害者(特に、痴漢の場合は犯罪者)を敬う必要があるんでしょうか。コチラが下手に出ると、ヤツラは絶対につけあがると思うんですよ。人気のない裏通りなどでは、逆ギレされたら怖いっつーのがあるかもしれませんが、周囲に人がいる状況ならば、遠慮する必要などまったくないんじゃありませんか?

遠慮するどころか、むしろコチラのストレス解消の手段として、積極的に利用するのが望ましいと思います。満員電車の痴漢なんか、もう絶好の獲物じゃないでしょうか(コチラ的に)。

具体的な方法としてはですね、まず、「来た!」と思ったら、わざと大人しくして(ちょっとうつむき加減になるのがベスト)、できるだけ相手を調子に乗らせましょう。そいつが確かに痴漢であることを確認するためなのですが、無抵抗をアピールすることによって、相手を安心させ、より大胆な行為を引き出すことができるので、見極めが早く済みます。

そして「これは絶対に間違いない」という確信を得たら、発車時のドアが閉まった瞬間など、車内がシンとする瞬間を見計らい、車両中に響き渡るような声で思いっきり相手を罵倒してやりましょう。向こうに弁解の余地を与えずに、徹底的に言葉で嬲りつくすのです。

難しく考える必要はありません。「何やってんだよさっきから」や「いい加減にしろよてめえ」「ふざけんなこの野郎」等、感じたままに思うままに、怒りをストレートに表現すれば、それがあなたのオリジナル。思いつくかぎりの悪口雑言を叩きつけてあげましょう。

相手が会社員のようであれば、会社名や部署を聞いたり、「名刺よこせよ。朝イチで会社に連絡してやるから」という脅し文句を添えてみるのも効果大。だいたい涙目になります。

余裕があれば、なるべく過激で粗雑な言葉をセレクトすると良いですね。こういう輩は、たいてい女性に対して間違った幻想を抱いているので、そういうものはきっちり破壊して差し上げるのが親切というものです。間違っても、目に涙を浮かべて「やめて……」などとほざいてはいけません。ヤツらの思うツボです。

もしも相手が聞こえないフリをして、無関係を装おうとした場合には「おまえだよおまえ、何すっとぼけてんだよ」と横っツラを張り飛ばせばOKです。最初から襟元を掴んで、周囲に「私はこのヒトに怒鳴ってますよ」とわかりやすく提示するのもいいですね。

万が一、相手が反論・否定などをしてきたら?
――そのような可能性は低いと思います。私もこれまでこの方法を用いて、相手に反論されたり、否定されたことは一度もありません。つーかさせねえ。絶対にな。

ヤツらはハナから女をナメてかかっているので、予想外に強気に出られると、どう対処していいのかわからなくなるようです。なので、たいていは真っ赤になって黙り込みます。
しかも、コチラはさっきまで大人しくしていたか弱い婦女子です。信じていたところを突然裏切られた状態ですので、衝撃はかなりのものになるはず。最初に無抵抗を装うのはそのためでもあります。

言うだけ言って、ある程度気がおさまればそれで良いでしょう。どうしてもダメだという時は、駅員に突き出して社会的に責任をとらせるのも手ですね。が、その場合、いろいろ事情を聞かれたり何やらめんどくさいので、時間がない場合にはあまりおすすめできません。

とにかく、痴漢などという卑劣な奴らには、「屈辱」という言葉の意味を身を持って教えてやるのです。「人前で罵倒される」という屈辱。痴漢行為によって女が受ける屈辱と同等のもの、もしくはそれ以上のものを与えてやりましょう。

大事なことは、目には目を。屈辱には屈辱を。

さあて。これから暖かくなる季節。痴漢も増える時期になってきました。今年は何人潰せるか、なんだかわくわくしてきますネ! ←機嫌直ったみたいです。

風俗嬢とアイアイ

前々回の『風俗嬢と恋愛?』の追記というか続編。

なんだかこのネタ、好評だったらしくて、まあリアクションの良いこと。正直ビビりました。ワタシがアレを書いたときは、「こんなこといちいち書かなくても、みんなうすうすわかってるよなあ」と思ってたんだ:けど……いやあ、私ってば全然世の中わかってなかったらしいね。

今日はテンションめちゃ低いんで、ネガティブな感じになるかもしれんが、まあそのへんはひとつよろしく。ディスプレイの明るさも、少し暗めにして見ていただければ今の私の心境と程よくマッチしてイイ感じかもよ!

ではまず最初のお便りから!(DJチックに)
『僕は30過ぎの平凡なサラリーマンなのですが、実は、5、6年程前、生まれて初めて行った風俗店の女の子に本気で恋をしてしまった経験があり、貴女のHPのお陰で、今頃やっと当時の彼女の気持ちが本当に分かった気がします。

彼女は、とっても素敵なやさしい女の子で、恋をして通いつめる僕に、或る日手紙を渡してくれ(その手紙は、今でも僕の宝物です。)、その手紙には「好きだけど、苦しいからもう来ないで。」とありました。

彼女の気持ちがわからない僕は通い続けましたが、それでも彼女は、やさしく接してくれました。その後、彼女が昼間の仕事に転職することになり、「本当に好きだけど、風俗の仕事でお客様になった人とは付き合えない」と涙ながらに言われて、結果的には失恋してしまいましたが、今でも彼女のやさしさが忘れられません。

僕は、この「風俗恋愛初体験」があまりに素敵だったためにその後も風俗に通い、その後、もう一度、風俗嬢に本気で恋をしてしまいました(その恋も失恋に終ったのですけど)。

乱美さんの「客は風俗嬢に恋するな」とのご意見は、100%そのとおりだと理屈では分かるのですが、僕の気持ちとしては、恋愛の対象として風俗の女の子を見てしまいます。それだけ「いい女」が風俗界には多いせいだと思うのですが。

このような考えは、やはり、風俗の女の子にとっては迷惑でしょうか?教えて下さい。
はい、迷惑です(即答)。

いやそうじゃなくて。んー、いいお話ですねー。なんだかココロにジンときます。この『彼女』の気持ちは、個人的にヒジョーによくわかります。

まず一つ言っておきましょう。風俗嬢にとって、指名で通いつめてくれるお客さんというのは、一言で言えば「いいカモ」です。ネギのかわりに金しょってきてくれるようなもんです。とてもありがたい存在です。

そして、一人のカモからはできるだけ長く搾取したいとも思っています。そのためには懸命に努力します。飽きさせないようにプレイのバリエーションを変えてみたり、「特別にね☆」ともったいぶって、ちょっとこってりめのサービスをしてみたり、時にはちょっと気があるフリをしてみたり……。これを、客を「引っ張る」と言いますが、5回、6回と長く引っ張るのはけっこう大変です。

そんな大事なカモ、いや、お客様に「もう来ないで」などと言うのは、大変勇気がいることです。これは、本気であなたのことを嫌っているか、心からあなたを心配してくれているかのどちらかでしょう。

でもまあ、本気で嫌な客に、わざわざ手紙を書くこともないでしょうけどね。故意にプレイの手を抜いて、自然と足が遠のくように仕向けるくらいはやるかもしれませんが。

そう、風俗店でそこそこ人気のある風俗嬢にあたったのに、「なんかイマイチだった」と感じた人は、十中八九、その子に嫌われてます。こっちもバカじゃないし、客は他にも大勢います。自分にとってイヤな客に下手に気に入られて、指名で返ってこられるのも困るんで、「こいつには2度と来て欲しくねえな」と思ったら、当然プレイの手を抜きます(クレーム入らない程度に)。相手の子を責める前に、まずは我が身を降り返ることをオススメします。

あ、話がズレた。

えーと、そう。
その『彼女』はきっと、とても優しい人だと思います。

思うに、あなたが「通いつめた」のがいけなかったんじゃないでしょうか。どのくらいの頻度で通っていたのかはわかりませんし、あなたの収入も店の料金もわからないので、これが正しいとは絶対に言えませんが。あくまで私の憶測として書いてみます。

気に入った風俗嬢に会うためには、店に多額のお金を払わなければならないわけです。月に1、2回通う程度であれば、こちらとしても「まあ、そのくらいは普通だよな」と思います。でも、これが週に1、2度となると、余計な世話だとは思いつつも「おいおい兄ちゃん、財布の中身は大丈夫か?」と心配になってきます。

相手がそれなりの収入を得ていて、「遊びに金かけるのは当然じゃーん。昔はもっとすごかったぜー。月に20万くらい使ってたもん。俺金持ってるしぃー」などと豪語する人であれば問題ないです。が、どう見ても金持ってそうにない、普通のサラリーマンor学生ともなると、さすがに気がひけます。

それが、「とにかく抜きてえ」だけっていう、ただの性欲旺盛な風俗大好きっ子なら、「しょーがねえなーコイツ」で笑ってすませられます。その人は「自分のために」金を使ってるわけですからね。こちらがどうこう言う問題じゃないです。

でも。「君に会いたかったから」なんて真顔で言われちゃったら困ります。それでは、「この金は『遊ぶため』ではなく『君のため』に使ってるんだ」と言ってるようなもんです。これはこちらにとっては、かなり精神的な負担になります。何とも思わない子もいるかもしれませんが。

その『彼女』は、あなたが「私のためにお金を使ってくれている」ことが心苦しくなったんじゃないでしょうか。あなたの金銭的な負担を考えて、何も返せない自分に対して「申し訳ない」気持ちになってしまったんじゃないでしょうか。

そこで「じゃあ気持ちに応えてあげりゃいーじゃん」とか思った奴、前に出ろ。いいかよく聞け。

「風俗の仕事でお客様になった人とは付き合えない」

この言葉の真意がおまえらわかってるか?この言葉の本当の重さを理解してんのか?

ここでいくつか質問をします。正直に答えて下さい。いや、答えろ。

(1) あなたは、念願かなって大好きな風俗嬢と付き合うことができました。それでは、彼女に仕事を辞めるように言いますか?

・はい (2)へ
・いいえ (3)へ

(2) あなたの言葉で、彼女は風俗を辞めました。そう言ったからにはもちろん、彼女が必要とするお金をあなたの収入で賄うことはできるんですよね?(ちなみに彼女の月収は約200万と考えます)

・まかせろ (5)へ
・そりゃ無理だ 結果(a)へ

(3) あなたは彼女の事情を理解し、風俗の仕事を黙認することにしました。あなたは、たとえ客といえど、彼女の身体が他の男のオモチャになることに耐えられますか?

・はい (4)へ
・いいえ 結果(b)へ

(4) この先、たとえ彼女と喧嘩をしても、酔っ払ってちょっぴり弱気になった時でも、彼女の『仕事』に対して文句や愚痴やあてつけがましいことを言わずにいられますか?(ポロっとでも言った場合、当然彼女は傷つきます。そりゃあもう)

・絶対言わない (6)へ
・言うかも 結果(c)へ

(5) 彼女が過去に風俗嬢であった事実を、きれいに忘れることができますか?また、付き合いが長くなり、お互いに不満が出てきたとき、それが発展して、お互いが憎み合うことになったとき――そんな時にも、彼女の『過去』を責めないという自信がありますか?
 
・大丈夫! (7)へ
・できない、わからない 結果(c)へ

(6) あなたは、彼女の「お客さん」から「彼氏」へと昇格を果たしたわけです。そう、彼女は「客」であるはずのあなたと付き合ったのです。この先、彼女になじみの客ができて、その客があなたと同じ「昇格」をすることがないとは言いきれません。彼女が仕事を続ける限り、あなたは常にその不安に苛まれなければいけないのです。それの不安に耐えられますか?

・はい (7)へ
・いいえ 結果(b)へ

(7) 本当に?

・絶対大丈夫! 結果(d)へ
・ちょっと自信がない 結果(c)へ

判定

(a) 愛さえあれば大丈夫!その考えは美しいですが、もう少し現実を考えましょう。彼女がなぜ風俗で仕事をしているのか、そのあたりをもう一度よく考えてみては?ちなみに、本人に聞いたところで本当のことを答える子はあまりいません。

(b) じゃあどうするっつーんだよ。あなたが一体どういう考えでいるのか、そのへん詳しく聞かせてもらいたいですね。

(c) そういうものです。人間て悲しいよね。

(d) 口ではなんとでも言えます。

……さて、どうだったでしょう?ロクでもない結果ばかりですね。すいません。
でも、それだけ風俗嬢と付き合うってのは難しいもんだと思います。常にラブラブのいい時ばかりが続くわけじゃないし、男って弱いからね。

仕事以外で知り合った人なら楽ですけどね。風俗嬢であることをバラすにしても、仕事の内容なんか、適当にウソついてごまかしゃいいんですから。
けれど、一度お客になってしまったからには、彼女の『仕事内容』は全て知ってしまってるわけですからね。これはお互い、かなりツライんじゃないでしょうか。

んじゃ、「風俗嬢との正しい接し方」を実践している方からのメールをご紹介しましょう。

いまでは慣れっこになっても聞かないことがあります。

本名:本名使いたくないから源氏名があるのに聞いてどーする。
↑正確にはその店では用意された名前を選ぶ方式であるのだが

年齢:オレは女性の年齢がさっぱし分からない人なんで言われた通りの年齢をちゃんと信じる。だからちゃんとダマされるのでもう聞かない。

電話番号:コレは一度もこっちから聞いたことはない。実際教えてもらっても話すことがこれといってない。
電話は相手のことを考えるとなかなか使いづらいメディアになってしまった。だから携帯とか教えてもらっても、留守電になってた方が安心していたりする。E-MALE使える泡姫なんていまだ当たったことないし。

いったかどーか:妹とこんなハナシをしていたらコレは愚問中の愚問であるといわれた。オレも確かにそう思う。最近はなんとか相手の様子で分かるようになったような、ならないような。腹部が痙攣しているのはそうですよね。
(中略)
相手から飲みに誘われたことがあって2度ほど奢ってもらいました。すごくうれしかった。でも、それ以上調子には乗りませんでしたよ。

ちなみに俺んちへお見えになったコトもあります。来てくれるのがすごいうれしくて車で迎えにいきました。

また別の人で「今日このまま連れて帰って、今!」といわれたこともあります。結構マジくさかったのですが、当時わたしにそんな甲斐性も度胸もなく、さらりと冗談をかましてかわしました。
次週、指名してみるともう彼女は退店されていました。せつないぜえ~!でもコレが大人の遊びなんだなっ。と、うっすら感じた。
スバラシイですね。私もこういう客、10人くらい欲しいです。
風俗嬢の方から誘われて、なおかつ奢られるというのはスゴイんじゃないでしょうか?

こういう方には、たいていの風俗嬢は心を開くでしょうね。ちゃんと『仕事』のことをわかってくれている人ですから、接しやすいし、仲良くなりやすいです。私のように野良猫並みに警戒心が強くて、「客と外で会うなんてだりぃ」と思わない子であればの話ですが。

この方には実際会ったことはないですけど、たぶんもともと「人に警戒心を与えない」ルックスをしてるのかもしれませんね。いるでしょ、たまに。なーんかコイツといると楽だわ、みたいな人。

んでもって、このメールを読んで、私の頭に浮かんだことなんですがね。

「風俗嬢に惚れられるためには、風俗嬢に惚れてはいけない」

むう。なんつうパラドックス。

そんじゃそろそろまとめに入る?

風俗嬢にいい女が多いってのは、まあある意味当然でしょう。言ってみれば「女のプロ」なわけですから。また、男が考える「いい女像」をなるべく忠実に再現しようと試みてるわけでもありますし。

風俗嬢は、いわゆる『アイドル』みたいなもんだと認識すればいいんじゃないでしょうか(実際、雑誌やテレビに出てる子もいるしな)。『偶像』という意味でもね。

お金を払えば実際に至近距離で会えるし、カラダに触れることもできるという、手の届く範囲にいるアイドル。アイドルだからファンは他にも大勢いるし、その子にとってプライベートはプライベートで別にあるわけです。

風俗嬢と恋愛するな、と言うのは、「風俗嬢にはのめりこむな」ということであって、別に惚れるだけなら問題ないんですよ。ほんとは。

通いつめたり、のめりこみすぎたりせず、上手に「その瞬間だけの恋」を楽しめるのなら、何も言うことはないんですが──やはりそれは難しいんでしょうかね。

いんちきSM嬢、参上

私の所属するSMクラブには「新人研修」というものがない。入店すると、ぶっつけ本番で仕事に入れられてしまう。

仕事やプライベートを問わず、多少なりともSMの経験があるならいい。問題は、風俗経験がまったくなかったり、風俗の経験はあってもSMは初めて、という場合だ。そして、この店では圧倒的にこのケースが多い。

理由はおそらく、『超ソフトプレイ』の『未経験者歓迎』の『イメージクラブ』として求人誌に募集広告を出しているためだろう。そのため、SMの経験どころか、SMに対する知識も理解もない人間がこぞって面接にやってくる(電話での問い合わせでは、業種がSMであることを教えない)。

そして面接によって事実を知らされ、そのうちの何人かが覚悟を決めて(まるめこまれて、とも言う)入店してくる。

確かに、SMと聞いただけで「痛そう」「怖そう」と思ってパスする人が多いのも事実だが、ほとんど詐欺に近いよな。まあ、風俗店の求人広告なんて、詐欺じゃないとこを探す方が至難の技だが。

ただ、そのおかげで、いわゆる『スレてない』『素人っぽい子』が多く集まることになり、店の中が風俗店とは思えない和やか雰囲気になっているとも言えるので、一概に悪いこととは言えない。言いたくない。

この雰囲気をたとえて言うなら、女子校の教室だろう。その休み時間の空気によく似ている。しかも、女同士の関係にありがちなべたべたした感じがない上に、イジメという概念もない。非常に居心地がいい。

私が何だかんだと文句を垂れつつも、一年以上もこの店にいるわけも、ひとえにこの店の空気と女の子同士の人間関係にある。女の多い職場に必ずついて回るような、ぎくしゃくした人間関係がまったくないのだ。

かつて、『SMにはこだわりあるわよ』的な女王様系の子が何人か在籍していたことがあったが、やはりそういうマニアックな(という言い方は不適切な気もするけど)な子は、どこか排他的な印象があった。『女王様』だということに無意識のうちにこだわっているのか、近寄りがたいというか、どこか偏った感じがするのだ。もちろんみんなに煙たがられてたし、嫌われていた。辞めてくれてよかったよ。辞める前に一発殴っておきたかったけど。

とにもかくにも。そんなわけで、この店にはSM初心者が入店してくる割合が非常に高い。それなのに、研修もなければSMを教える人もいないのだ。これはかなり間違っている。

SMに興味があって入店したのなら、ある程度の予備知識はあるはずだが、ほとんどの人間がSM店だと知らずに入店してくるのだ。何の知識も経験もないのに、いきなり仕事に入れるのは無茶すぎるだろう。

パソコンはおろかワープロにも触れたこともない人間にHTML文書を作成させるようなもんだ。もしくは教習所に入った初日に路上教習させられるような感じ?(教官は助手席で爆睡)

とにかく全てがOJT(おんざじょぶとれーにんぐ)。しかもトレーナーもいなければマニュアルもなし。プレイは文字通り『体得』しなければならない。それも自己流で。

これはキツイ。なんせ初めてだから、ただでさえ緊張している。その上、得体の知れない男と二人っきりにさせられて、さらにはそいつを苛めてやらなきゃいけないという。わけわかんねえっつの。

私も最初の頃は、仕事に入るのが嫌で嫌でたまんなかったもんな。M女はいいさ。相手のリードに任せてりゃ、勝手に時間は過ぎていくんだから。でも、Sをやるとなると、自分が動かなければ何も起こらないのだ。

「自分で何かを始めなくちゃ、何も始まらない」
「失敗を恐れず、勇気を出してLet's Try!」

何だか人生の教訓を得ているような気もしてくる。
そんなことで得たくはないが。

見よう見真似でやろうにも、見たことがないのだ。真似しようがない。もう、ただひたすら虚勢を張って、思いつく限りのことをするのみ。毎日、「ふう……今日もなんとか××円騙し取ったぞ」という感じだった(今もたいして変わらないかも)。

そうやって、ひのきの棒と皮の鎧でスライム相手にひたすら経験値を稼ぎつづけてまる一年。ようやくなんとか戦えるようになってきたか、という時に「おまえはSMやりたいのか抜きたいだけなのかハッキリしろ」的な客に立て続けに当たって、すっかり戦意喪失な今日この頃。

Mでも何でもないくせに、話のタネや興味本位でやってくる人間がものすごく多いのだ。SM雑誌や、SMビデオを見て新たな技を習得しても、それを試せるようなM男がいない。これは悲しい。

三分の力どころか一分も出せない自分に吐き気すら覚える。もうテンション最低潮。ああもう仕事なんかしたくねえ。客つきたくねえ。SM雑誌も読む気しねえ。いいんだどうせ俺なんていんちきSM嬢さ。クレームつかない程度に適当にやってやるさ。ああやってやるとも。

……つらいよう。

風俗嬢と恋愛

風俗嬢との恋愛。
これについて、私の個人的な見解を述べると、「悪いことは言わんからやめておけ」の一言につきますな。

もちろん人によって考え方は千差万別、十人十色。人懐っこい、コミュニケーション大好きっ娘なら、客と外で会ったり、食事をしたり、セックスしたり、恋愛したり、結婚したりするのも厭わないのかもしれないが、私はちょっと、ご遠慮させていただきたいです。

過去に何度か客に本気で惚れられてしまったことがあるが、客と男はまったく別の生物と認識している私にとって、これほど迷惑なことはない。
何が迷惑って、単にうざい、だりい、めんどくせえというだけでなく、非常にうしろめたい気分になるのだ。

なぜなら、「君は幻に恋をしているのさ」
これなんだよ。わかりにくいか? ――つまり、「ごめんな、あんたが惚れたのは私じゃないんだよ。私が演じてる架空の女なんだよ。この世のどこにも存在しない女なんだよ」ということだ。

それを思うと、申し訳ないやら心苦しいやらで、胸ふさがれるような気持ちになってしまうのだ。

俺を悲しくさせるな。

そしてさらには、「こんな風に人を騙して、きっと死んだら地獄だな」なんてことまで思ってしまうのだ。

俺に反省させるな。

頼むぜほんと。
まさに俺に惚れるとヤケドするぜ(主に俺が)」ってなもんだ。

勝手に勘違いする向こうが悪いと割り切って、ガンガン引っ張って金落とさせちまえ、とも思うんだが、これがなかなか辛いんだ。やはり人間、なかなか鬼にはなりきれねえな。

いっそのこと演技するのをやめればいいのかも知れないが、終始ダルそうなツラで「ういーす」だの「めんどくせえ」だの言ってる女が、この業界でやっていけるとはとても思えない。

ちなみに、水商売時代からの私の定番キャラは、「おとなしくておっとりした優しいコ」だ。笑うな。笑うとこじゃないここは。これが一番楽なんだよ。何言われても「うふふ」って笑ってりゃあその場がしのげるから、ポロが出にくいんだ。

私とて、客商売のキャリアは長い。飲食業界でもずいぶん鍛えられてきた。接客の基本とは、「客を決して不愉快な気分にさせないこと」にあるのではないかと思っている。「客を不快にさせないため」「客に喜んでもらうため」に、時には自分を殺すこともある。と言うか、それができなきゃプロとは言えないだろう。

某ファミリーレストランでは、フロアの接客係を育てる際、「フロアは舞台であり、私たちはその舞台に立つ役者である。そしてお客様は観客である」ということを教える。よーするに、客はいつも見てるんだから、仕事中は接客係という役を完璧に演じろということだ。

そして風俗にしろ水商売にしろ、指名客をつかむということは、客にどれだけ惚れさせるか、と言っても間違いじゃない。惚れさせるために、好かれやすいキャラを作り、都合の良い嘘をつき、相手のペースに合わせた会話をし、どんなにつまらないギャグにも「死ね」と言わない。

そうして客の心にうまく入りこみ、「絶対また今度指名するからね」などというセリフを引き出せば、もう心の中でガッツポーズだ。「わあ、嬉しい~」なんて可愛らしくはしゃいで見せながら、ドス黒い腹の中では「へっ、ちょろいぜ」なんつってんだ。

それを見抜けとは言わないが(見抜かれちまったらこっちの商売あがったりだ)、せめて「楽しく騙されよう」くらいの心構えでいてほしいものだ。

だいたい、風俗嬢だのキャバクラ嬢だのの言うことをいちいち真に受けるような「純粋」な心を持った人が、そんなとこで遊ぶこと自体が間違っている。
遊びを遊びとして割り切れないような奴は、最初から遊ぶ資格ないんだよ。自分が金を払ってることぐらい覚えとけ。私はその料金分のおシゴトをしてるだけなんだからよ。

それよりもさらに嫌なのが、こっちの言うことをいちいち疑ってかかる奴だが。過去によっぽど痛い目にあったのか、客への誉め言葉や「彼氏?いませんよ」等の台詞を、絶対に素直に聞こうとしない奴。

「嘘ばっかり」だの「またそんなこと言ってー」だの「どうせ商売でしょ?」だの「みんなそう言うんだよねー」だの、やたら卑屈になる馬鹿。救いようがない。
あーあーその通りですよ。商売でやってますよ。当たり前だろ、金貰ってやってんだからよ。本音だけでやってけるほど甘い世界じゃねえんだよ。

ほんとに馬鹿だと思うのが、こういう奴に限って「今度ご飯でも食べに行こうねー」とか言って誘うと、あっさりひっかかるんだよな。何なんだか一体。もちろんきれいにすっぽかしてやるけどな(そしてそいつは更に卑屈になるんだろう)。


そもそも女なんてものは、絶対に男より嘘をつくのが上手くて、男よりズルくて、男より芝居が上手いものだ。これはもう本能的なものじゃないかと思う。男よりも腕力的、体力的に劣った女という生き物は、こうした部分を強化して、自分の身を守るのではないだろうか。

よく、身体は女の最大の武器だと言われるが、それなら女の最大の防具は「可愛さ」 だろう。人は可愛いものに対して怒りを覚えるか? 可愛いものを見て嫌な気分になるか?

Sの客が、「最初は苛めてやろうって思ってたけど、あんまり可愛いからそんな気なくなっちゃったよ」だの、「こんなに可愛いんじゃ何もできないなあ」などと言う場合が、現実にある。それは女の子に対する単なるお世辞なのかもしれないが、この言葉が真実であれば、「可愛い」という感情を相手の心に植え付けることによって、攻撃意欲をそぐことは可能なのだ。女は、「可愛い」と思わせることによって、野蛮で乱暴な男どもから身を守るのではないかと思う。

嘘とズルさと芝居と可愛さを駆使して世を渡る女達。
そして風俗嬢は、間違いなく一般的な女よりもそれらの技術に長けている。

「素人っぽい子」「スレてない子」を好む客は多いが、たいていの子は計算してそういう雰囲気を出しているもんだ。そんな「キャラ」に惚れるのはいいとして、それを全人格だと思ってマジ惚れするのは危険だ。

だいたい、彼氏のいない風俗嬢ってどれくらい存在するんだろうか。
「彼氏はいないけど旦那はいる」というパターンは基本だろう。さらに「旦那はいないけど子供はいる」とかも定番。そんな相手の状況すら把握できないで、一人で勝手に舞い上がって「好きだ」の「愛してる」だの「結婚しよう」だのほざかれても困るっつーの。

恋するのは勝手だが、その前にもっと相手のことを知った方がいいんじゃないか? つっても、聞かれたところでホントのことなんか教えないんだけどね、私は。

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