UO diary vol.1

■2000/03/01

ウルティマオンラインはじめまして。


■2000/03/03

コンビニで買ったUOにはまってます。

「あーこれ有名なソフトだー。コンビニ売りしてるー。安いから買ってみよー」ってな軽いノリで始めましたが、なんだかずっぽりハマってしまいました。毎日テレホ完走してます。つってもまだ2日目だけど。

魔法キャラを作るつもりが、魔法の使い方がわからないというシンプルな理由により、どんどこただの戦士化しています。

軽装備でうろうろしていると、しらないヒトが剣とか鎧とかお金とかくれたりするのでうれしい。女に生まれてヨカッタ☆

しかしなんでみな、ゲームの中ではこんなに親切ですか?死にかけてるヒト助けたりとか。普段の生活じゃあ、絶対そんなことしないくせに。ヘタすりゃ救急車も呼ばないで通りすぎるくせに。まあ私も普段の生活で、「何か買ってあげるよ」などと言われても、絶対ついてったりしないけどな。

そんなわけで、Izumoにいるので見かけたらなんかください。お金とか布とか。ただし英語で話しかけると、謝りながら逃げていくのでちうい。


■2000/03/10

UOはもともと外国のゲエム。日本人同士では日本語が使えても、コマンドその他は英語です。私は英語力ゼロの上、マクロ登録がわからない初心者なので、辞書登録しました。

例)「かう」→変換→『vendor buy』

べんりべんり。だいたいの日常会話は登録したのでもうあんしん。

ちなみにこれらのエーゴは、よそのUOサイトで見つけた会話例をコピペしてますので、自分が何言ってんだかよくわかってません。

しょうがないじゃん中卒だし! 中学校でも中2、中3はほとんど授業受けてなかったし! いつもカナ入力だからアルファベットの位置がいまいちよくわかってないし!須賀がワリィんだよ須賀が!(中2ん時の英語教師) あいつが教師として最低だったからエーゴ嫌いになったんだよ俺は! それまでは超得意教科だったのによ!

今ごろになって須賀にムカつくことになるとは思いもしなかった。


■2000/03/12

道端に、上半身のみの死体が落ちていた。

「杉山くん」と名付けてパーティーを組むことに。
これからよろしくね、杉山くん。


■2000/03/15

Izumo→Wakoku→Yamatoと徘徊し、最終的にAsukaに落ちつきました。 Asukaはなんかしらんがおされな人がおおいのですね。わたくしもがんばっておされしてみました。

【最近のUO】

◆初心者マークが消えると誰も親切にしてくれなくなることを知る。

◆ひとりで強くたくましく生きていくことに。

◆初心者中に人から教えてもらったこと。 1.おじぎのしかた 2.敬礼のしかた

◆クソの役にも立たねえ。

◆気がつくと、裁縫上手でお料理上手なExport戦士というわけのわからないキャラに。

◆ケーキがじょうずに焼けてにこにこ。

◆しかし、ケーキを焼いたのと同じ手でクマをなぶり殺して解体。

◆お肉がじょうずに焼けてにこにこ。

◆好奇心から、道端に落ちている人の死体を解体。

お肉がじょうずに焼けてにこにこ。

◆さすがに食う気にはなれなかった。

◆ムーンゲートの存在を知る。(徒歩で!徒歩で移動してたよブリテン・べスパー・ユー・ミノツク間をよう!べスパー→ユー間なんて2時間くらいかかるぞマジでよう!)(←方向音痴なだけです)

◆見知らぬ人の死体からルーンをゲットし、はじめてリコールの使い方を知る。(ありがとう見知らぬ人)(の死体)

◆オークロードはめちゃつおい。

◆狩りは、カタナに木の盾、茶色のローブという初期装備スタイルで挑む。見た目ヨワヨワしいので、あぶなくなると親切な人が助けてくれる。また、装備を外してぼんやり立ちつくすと、NPCのフリもできるのでべんり。(運がいいとPKもやりすごせる)

◆が、ローブの中はHQ防具でガッチリかためていたりする。

◆モンスターの襲撃に遭った時は、慌てず騒がず銀行前まで誘導すれば、誰かがなんとかしてくれる。

◆つおいモンスターと戦う時は、誰かが倒しかけで放置したモノを狙う。(HPが半分くらい削れているのが望ましい)

◆誰かが倒したモンスターの死体のそばで戦ってると、いかにも俺が倒したっぽくて強そうに見える。

◆でも戦ってるのは鹿。

◆総合的に見ると、あまり強くもたくましくもない。


■2000/03/17

日本語化パッチがあたった。
システムメッセージや、店員の会話の一部などが日本語表示されるのだ。

すげえぎこちない直訳っぷりが笑えるが、何より笑えるのが、訳が完全に間違っていること。導入前にテストとかしてないのかね。これ。

街のいたるところで「死者が話しかけています」。ガード圏外に出ると「ガード圏内にはいりました」。肉を焼くのに失敗すると「美味しそうです」。サッパリわけがわかりません。どうせ明日には修正されんだろうけど。


■2000/03/19

sala嬢から、「UO買った」と電話がかかってきた。

あいにく仕事中だったため、
「ブリ銀の前で『誰かー教えてー』と叫んでいなさい。ヒマな人が色々教えてくれます」
と実に的確な、でも自分は絶対にやらないようなアドバイスをする。

おうちに帰ると再度Tel。「なにがなんだかわからない」と、どうしようもないことをおっしゃるので、電話で話しながら、アイテムを贈呈したり、生きる術を色々と教えたりする。いや私も初心者なんだが。

結局この日は、2時間以上も喋りながら遊んでいた。

が。しかし。

――どうやら私達がログアウトした直後にサーバがダウンしたらしく、翌日ログインすると、salaと出会う前の状態に巻き戻っていた(キャラのデータはサーバに自動的に保存されるので、サーバが落ちると、最後にセーブされたところから再開しなきゃいけないの)。

当然、salaに渡したアイテム類も私の手元に。2時間半、だいなし。

つーか、よかったー!スキル上げとかしてなくて。不幸中の幸いとはこのことだな。


■2000/03/20 救世主 【sala】

誘惑に負けてUO。

取り合えず買って来て取り合えずインストールして取り合えずネット上に存在してみる。
説明書など読みもしないもんだから、何をしていいのか分からずウロウロ。
親切な人たちが集まってきて色々教えてくれるのだが、さっぱり分からず。

いつのまにか誰かに殺されてた。死。灰色。

どうやって生き返ったかも分からずウロウロとしていると、ラミが颯爽と現れてわたしのみすぼらしい死に装束をカラフルでかわいいお洋服に変えてくれた。やったーやったー。

その後2時間ほどTELしながらICQしながら手取り足取りUOの流れを教えてもらう。
2人で羊を追ってみたり、ブタを殺してみたり。糸を紡いだり洋服を作ったり。
持つべきものは面倒見の良い知識の豊富なお友達。
恵まれてます。わたし。


■2000/03/22

「たすけてえ! たすけてえ!」

道の真ん中にモンスの群れ。その群れの中心で、一人の男が叫んでいた。助けを求めているが、モンスに襲われている様子でもない。

なあに、それ? なんのあそび? 

と近づくと、男は「この鎖をほどいてえ! もっと近づかなければ見えません!」と叫び出した。どうやら、モンスターに捕まっているらしい。

この棒読みっつうか直訳っぽい喋り方からして、彼がNPCであることは間違いない。……そうか。わかったぞ。このモンス連中を倒してコイツを助けると、おかねが貰えたりするのだな! ようし、まかせとけ。

オークくん達をサクサク倒し、残るはトロル2匹。楽ショー! ……と思ったその時。再びNPCの声が聞こえてきた。

「ありがとう! ありがとう!」
……ん?

ふと見ると、トロル2匹と格闘しているを私をよそに、さきほどのNPCを連れてすたすた立ち去る男がいた。

てめえ! そいつは俺の獲物だ!

――ち、畜生。別に全滅させなくても助けられたのか。

トロルの死体からアイテムを回収し、何か虚しい気持ちを抱えつつ街に帰った。


■2000/03/24

salaちゃんと、ブリテインの銀行前で待ち合わせをしました。

――そのときのICQでの会話

R「じゃあ銀行前にいるよ」
S「なんか今、知らない人にワンドを沢山もらってる」
R「まあだー?」
S「いま、スクロールもらってる」
R「てめえこの貢がれ女め!
S「ウケケケケ」
R「リアルの生き方と似るよな、こういうの」
S「笑えるね」
R「私はこの骨鎧がいかんのかな。半端に強そうに見えて。――ドレスでも着るか」
S「いま、お金もらった」
R「……死ね」
S「あ。物もらい過ぎて動けない

――貢がれ体質、もしくは貢がれフェロモンというのは、いったいどこから出てるんでしょうか。毛穴か?


■2000/03/25 基本体質 【sala】

連日連夜、ラミと共にUOの世界に繰り出すのが日課となりつつある今日この頃。

「ひとりでできるもん」
と、テレホタイム以外の時間にひっそりとUOを始めようとログインしたその瞬間。

目の前にピンクの物体。ラミだ。偶然にも程がある。
お互いに「なんでこんな時間に!」「暇人め」「仕事はどうした?」など世間話で始まるUO。

初心者のため性格か?落ちてるものを何でも拾い集めてしまう。
クリスタルボールを30個くらい拾い集めて重くて動けなくなる。(いらないものらしい)
ラミに助けてもらうも、恐くて本当のことは話せなかった…

世の中捨てもんじゃないね。とくにUOの中ではいい人が沢山いるのよ。
わたしが217GPがなくてね、スキルが習えなくて困っていると
近くにいた紳士が、サッと217GPを。なんと言う金払いの良さ。
「これで裁縫を習いなさい。そして服を売るのですよ」
ありがとうありがとう…。

しばらくして、ラミと待ち合わせして別行動。
毒におかされたわたしを救ってくれたのも近くにいた紳士な方。
よく分からないけど、突然マスクをプレゼントしてくれた怪しい方。

「お金を貯めなくちゃいけないね」とラミと会話して別れたすぐ後。
側にいた方がいきなり500GPを。
「これ、冒険の足しにしてね」
ありがとうありがとう…。


【今日の風俗嬢の会話】 UO待ち合わせ編

ラミ:「どこにいるんだよ。」
sala:「ちょっと待ってて。なんかくれるって言ってる」
ラミ:「…」
sala:「すごいよ!500GPもくれた。あとね、なんかスクロールってやついっぱい」

ラミ:「貢がれ体質だからな。実体質に似るのか?」
sala:「ヘヘヘ」

2人ともキャラの服装が、HPの雰囲気そのものだ。つまりピンクとブルー。
ラミはとてもお洒落さんなカッコをしている。かなりカッコイイ。ラミっぽい。
わたしはというと、ちょっとブリッぽい白のドレスに水色のマント・帽子ブーツ。わたしっぽい。

ラミ:「俺もドレスでも着てみるか…」


■2000/03/25

気がついたら26時間連続睡眠地獄に陥ってました。日付見てビックリ! プチ・タイムトラベル気分でセルフ時差ボケ真っ最中。なぜこんなことになったのか痛む頭を抱えて考えこむも、UO以外に何の原因も思い浮かばず。UOという名の悪魔がぼくのからだを蝕んでいるよ。

あー。一生ブリタニアで羊狩って生きていけたらどんなに素敵かしら。現世の迷いも苦悩もすべて断ち切って。


■2000/03/26 Print Screen 【sala】

早朝。あちらの世界にて。またもラミと遭遇。



sala
すぐに死んでしまうので、服装はコロコロ変る。殆どラミが調達してくれた物を装備。あ、盾は拾ったの。

貢ぎ物や拾い物命のダメキャラです。
rami
今はね、もっとお洒落くなってる。馬に乗って颯爽と街を駆け抜けてるんだけど、目立つんだ。これが。

わたしのピンチにはいつも助けてくれる優しい一面あり。

最近はやっとラミの手を離れてひとりでお金を調達してみたり、習い事をしてみたりと成長の兆しが。
強くなって強くなって、サナにWin買わせて3人でパーティーなど組んでダンジョンとか行って
モンスターをバシバシと殺したりしてみたいです。

最近の目標が出来たので報告。


■2000/03/27 ワガママ 【sala】

毎日毎日ラミたんと一緒です。…あちらの世界で。

毎日毎日羊さんを追いかけては毛を剥いで。
コツコツコツコツ地道に糸を紡いでは洋服にして売ってお金を貯めました。
ある時は木こりになりに斧を振るって。
丸太を調達しクロスボウを作って売ってお金を貯めました。
そりゃ爪に火を灯して暮らす日々ですよ。蛍の光ですよ。
目の下にクマをこさえて吉原に通う日々ですよ。(とてもUOのせいだとは言えないけれど)

そんなわたしがずっとずっと憧れていたもの。
それは馬。馬。馬。

ラミがいつも馬に乗って颯爽と現れてはわたしを誘導してくれるのですが、こちらは徒歩なので
「トロイんだよ!」
と罵られるそりゃ辛い毎日でしたよ。

そんな毎日とも今日でオサラバ。バイバイきん。←私生活でよく口にして馬鹿にされます。
ラミに馬を買いに連れて行ってもらう。(またもラミに世話になりっぱなしである)
夢にまでみた白いお馬。白馬ですよ。白馬。

が!買ってみると、茶色いお馬。白馬じゃなかった。どうやらランダムに選択されるらしくわたしは茶色いお馬を引き当ててしまった。悲劇。やっと貯めたお金なのに…。

すると、隣にいた見知らぬ人が
「ワーイ。また白だー」
と嬉しそうにわたしの欲しかった白馬に乗っているじゃありませんか。

ちょっと待った。待ちたまえ、君。

「ワー。いいなぁ。白いお馬。交換して下さい!交換して下さい!交換して下さい」
こうなったら、ひたすらお願いだ。頼んだ相手は本当に良い人だったらしく、快く交換してくれることに。ありがとう、ありがとう…。
UOにいるわたしはいつも念仏のようにありがとうを呟いている。

わたしのワガママ加減に呆れたのか、ラミは他人のフリを決め込もうとしてた。多分。

そんなすったもんだがありましたが、わたしは無事に憧れの白いお馬に乗る事に成功!



野望、叶ったり。フッフッフ。


■2000/03/27

「――俺もドレスでも着るか」

そんなことを思ったのはつい数日前。
試しに、ピンクのかわいいドレス姿で、激ヨワな剣を「えい。えい」とかわいらしく振り回してみた。

知らない人がぴかぴかの剣をくれた。

ルックスが大事なのは、どこの世界でも一緒だな!


■2000/03/28

眠るタイミングを逃してしまい、気づけば昼。このまま完徹を決意し、出勤前の1時間、軽くUOすることにした。この時間はプレイヤーがほとんどいないので、モンスター狩り放題。うきうき。

しばらくダンジョンでハーピー狩りをしていたが、得られるアイテムは限られているのでつまらない。コーブの北で骨狩りでもしようと思いたち、コーブへ飛ぶ。ホネホネくんは骨防具(わりとつおい)を持ってるので大スキ。

コーブに着くと、夜だった。ふとまわりを見渡すと、ゲイザー(まほうをビシバシかましてくるイヤなやつ)とヘッドレス(よわよわ)が大量発生中だった。どうやらこの町、今現在、プレイヤーは私しかいないらしい。街中のモンスター、全員私にロックオン。

やばいス。ざっと数えただけで、ゲイザー7匹、ヘッドレス9匹がこちらに向かってきマス。単体ではチョロい敵でも、この数に囲まれたら死にまス。はやいとこ逃げマス。

後ろからびしばし魔法をかまされながら、なんとか町の外へ。が。そこでもゲイザー・ヘッドレスがわんさか。さまよっていたモンスター、全員私をターゲッティング。

やばいス。ざっと見渡しただけでも、ゲイザー6匹、ヘッドレス8匹が襲ってきマス。あわわあわわ。リコールで脱出しようとする間に、ゲイザーくん達がわらわらと集まってくる。6匹のゲイザーに囲まれる私は、まるで休み時間、園児達にひっぱりだこになる保母さんのよう。ははは。こうして見るとかわいいなゲイザーも。

――人のいないコーブってちょう怖え。

やっとこリコールに成功し、飛んだ先はべスパーの町。――町では、トロルの襲撃真っ最中。今の私が一度に相手をできるトロルは、3匹が限界。わーい。6匹のトロルがいっせいにコチラをにらんだよー。

もはや半笑いで応戦するわたし。うわあ、トロルで私の姿が見えなくなってるー。あと一撃で死んじゃうとこまで追いつめられて、赤ポーションがぶ飲みして離脱。必死に宿屋に逃げ込んで、即ログアウト。

――人のいないべスパーってちょう怖え。


■2000/03/30

裁縫のスキルは、仕立て屋さんにお金を払うと教えてくれるよ――私がそんな知識を植え付けたばかりに、salaはときどき、トンチキなことを言い出します。

R「魔法を使うためには、魔法のスキルを上げないとね」
S「魔法のスキルって誰に習えばいいの?」
R「魔法屋で教えてくれるけど…別に習わなくても、50くらいなら普通に上げられるよ」
S「ふうん」

R「手っ取り早くステータスを上げるには、キャンピングを上げるといいよ」
S「キャンピングって、どこで習うの?」

R「INTを上げるには、クッキングのスキルを使うといいよ」
S「クッキングって、どこで習うの?

R「魔法抵抗が低いと、魔法使うモンス相手はツライよ」
S「魔法抵抗って、どこで習うの?

なんでも金で解決しようとするな。

ここでも彼女はリアルライフでの生き様をさらしている。金払いのいい奴め。


■2000/04/06 季節行事 【sala】

4月。春です春です。お花見の季節です。

深夜4:00。ラミと2人でお花見に行ってきました。
ピンクの綺麗なサクラが満開でした

ケーキを食べたりピザを食べたりお酒を呑んだりして。
じつにいいですね。季節感があって。春です春です。



もちろんこっちの世界で。嗚呼!!

でも、コレはコレでなかなか楽しかったのですよ。ホントにね。
お酒に酔っ払ってMANAが下がったりしました。*ヒック*


■2000/04/11

◆ゾンビが落とす死体に、平田くん、杉山くんなどと名前をつけてかわいがる。

◆ムーングロウの宿屋のベッドにそっと寝かせてあるゾンビ死体を発見したら、それはほぼ確実に私のしわざです。

◆日々、一人でてくてくダンジョンをうろついてます。が、先日ディシートのダンジョンで、骨騎士数体にボコられて死亡。つえーなオイ! びびったよオリャ。

◆外に出てヒーラーを探して走りまわる。が、ヒーラーどこにもいやしねえ。他のPCに助けを求めようにも、朝6時という時間のためか人影もあまり見当たらず。

「いつかsalaが強くなって迎えにきてくれるまで、ずっとここでこうしているのかしら……」と途方に暮れる。

◆仕方なく幽霊のまま「たーすけてー だーれかー」と叫びながらダンジョンをうろつく。

◆親切な人がレス(蘇生魔法)してくれた。ありがとうありがとう。

◆親切な人が荷物を預かってくれていた。ありがとうありがとう。

◆が、荷物からは装備一式と街のルーンが消えていた。装備はいい。どうせぶっこわれ寸前だった。しかし、ルーンがなければおうちに帰れない。

「いつかsalaが強くなって迎えにきてくれるまで、ずっとこのままなのかしら……」と再度途方に暮れる。

◆親切な人にルーンを見せて欲しいと頼み、なんとか帰還。ふう。一時はどうなることかと思ったさ。

◆相変わらず一人でダンジョン探険。最近のハヤリはシェイム。

◆基本的にHIDEX戦士なのだが、いつも帽子にドレス(ごてごての重装備も隠せマス)という軽装で戦地に赴くので、回復魔法を使うため両手の装備を外すと、魔法使いにしか見えないらしい。

◆そのため、よく幽霊さんがレスを求めて寄ってくる。ごめん。俺マナ低いから、レスどころかゲートも出してあげられねえ。

◆せめて荷物確保ぐらいはしてあげようと、その人の死体のところまで行く。うっわスゲエいい防具持ってんなーあんた。

◆持ち逃げしたい気持ちを必死になだめつつ、とりあえず外に出ようとするが、荷物が重くて動けねえ。ぐはあ。

◆タイミングを計ったようにぽこぽこ沸いてきた3体のエレメンタルに囲まれて俺死亡。

◆幽霊さんと二人、しばし途方に暮れる。

「す、すいません僕のために……」
「……いいよ。別に。どうせ称号下がるぐらいだし」
「……」
「こないだやっとNobleになったのにな……」
「す、すいません」
「……いいよ。ほんといいよ」
「……」

◆やっぱ単独行動するには、マナ50くらいはあった方がいいんだろうか。

◆将来について真剣に考える。


■2000/04/12

新大陸に行って初めて遭遇したオフディアンナイト。めっちゃつええ。超こええ。ざくざく削られるヒットポイント。ダッシュで振り切り、旧大陸にとんぼ帰り。はじめての新大陸滞在時間は、2分。


■2000/04/18 【SDR始動】

小さなおうちが手に入ったので、ギルドをつくりました。メンバーは、私とsalaのふたりだけ。そんなささやかなギルドです。

※ギルド:なんかプレイヤー同士の集まりっつうの? みんなで集まってなんかやろうっつうサークルみたいなもん? よく知らないんだけどさ。

同じギルドのメンバー同士は、殴り合っても殺し合っても犯罪にはならないのです。素敵ですね。だけどそれだけなら、既存のギルドに「いーれーてー」と言えば、入れてくれるところはいくらでもあるはずですし、それで事足りるはず。

しかし私達は、「他人が決めたルールになんて従ってらんねえゼ!敷かれたレールの上を走るだけなんてまっぴらサ!」と、昔、氷室京介がやってたバンドみたいなポリシーでもって、それを拒否してきました。

嘘です。ほんとうは人見知りなだけです。それに(*^^*)なんて言ってる輩と馴れ合うなんてまっぴらだしネ。

ギルドを作るにあたって、まずはギルドの正式名称と、3文字の略称をきめなくてはなりません。しかし私の頭には「名称は MiKaKa で略称は NTT でいいかなあ?」 なんてどうでも良いことしか思い浮かびません。←わかる人にしかわからねえだろうなあ。

めんどくさいので、salaに「ギルドの名前とー、略称考えといてー」とICQで連絡。すると1分も経たないうちに、

「SDR。正式名称 SEX DRAG ROCKN ROLL」

という返事が。

――決まりです。微妙〜にスペルが間違っていますが、決まりです。さすがsala!ちなみにこれは及川光博の曲のタイトル、「S.D.R.」からとったものです。そこのところをしっかり理解しておいてください。

新しくギルドを作るには、所有している家に「ギルドストーン」という石を建てなくてはならないのですが、それを建てるための証書を購入しなければなりません。これが結構お高いのです。

salaとふたり、「DRAG? DRUGじゃねえの?」「うん。たぶんそう。調べよう」「ろっくんろーる、のスペルがわからねえ」と英語力の低さを競いつつ、買ってきたギルドの証書を、玄関先で無造作にダブルクリック。ええと。どのへんに建てればいいのかな。

……と。てっきりクリックした後に、建てる位置を決めるカーソルが出るもんだと思っていたものの。その場に建っちまいました。石。



※適当にクリックしたらとんでもないとこに石出現。
出入り口をがっちりふさがれ
なすすべもなく立ちつくす私とsalaのようす。


モニタの前で爆笑する私とsala。――出られません。どうやっても外に出られませんよ!テレポートを使っても出られません!完全に塞がれてます!

「面白いことしてんなよ!」とsalaから罵声を浴びせられるが、何をどうすればいいやら。ひとしきり笑ったのち、UOサイトを調べて、どうにか打開案を見つけようとする私。

すると、石は1回建てた後でも移動ができる、というじゃありませんか。それを知って、さっそくチャレンジ。なんだよ脅かしやがって。ま、今度は大丈夫だろう。ええと。玄関前ふさいじゃダメだよな。もう少し横にずらして……。

……と。てっきりクリックした後に、建てる位置を決めるカーソルが出るもんだと思っていたものの。またその場に建っちまいました。石。

入り口のど真ん中に建ってた石は、一歩分だけ家の中に入りました。

今度は中に入れなくなりました。私。


再び大爆笑。だめだ。だめだもう画面見れない。見ると笑っちまう。だめだ。……そうかあ。やっぱり移動先を決めるカーソルなんて出ないんだなあ。しっぱいしっぱい。

「俺っておもしれえー。ナイス俺!」

などと己の奇行をたたえながら、ようやく笑いがおさまってきたところで、再び石を移動させようと試みる。が。

「ギルドストーンの移動は、一週間に一度までです」

とたんに表情が凍った。

――その後、建てた石はなかったことにして消去し、金にモノを言わせて新しいギルドストーンの証書を購入した(証書は1枚12960gpしやがりました。小さなお船より高いです)。


■2000/04/18  出られません! 【sala】

ザクザクとPKに殺されまくってます。
何しろわたくし注意力散漫さんなので赤ネームを見つけるのが遅いのですよ。
みんなサッサと逃げて取り残されて灰色。お願いですPKさん。わたしを殺さないで。

そんな中、ラミとわたしでギルドを結成しました。ギルマスはラミたんです。
ラミと2人の小さな小さなギルドです。かわいいギルドです。
お家もラミが買っておいてくれました。すごい山の中にある小さな小さなお家です。
ワンルームなのでお友達の平田くん、もしくは杉山くん(解体された死体)を連れ込んだときは
暗黙の了解で2人きりにさせてもらう約束です。

ギルドの名前はわたしが考えました。即答です。

「SDR:Sex Drug Rock'n Roll」 BY 及川光博

て。本当はねスペルが分からなかったの。Drugの。
ラミに「今辞書で調べてるから!」とか言いつつ本当はね…
“ドラックストアーマツモトキヨシ”の袋をキッチンから探していたのですよ。内緒ですよ。

衣装もギルドっぽく2人お揃いにして浮かれてみました。
ラミが石を建てるから建てるからと言うんだけど、わたしにはさっぱり分からない。
何やら悪戦苦闘している様子。どうにかギルド石とやらが建ったらしいので見てみると、

なんと、ドアの入り口に石が建っているじゃありませんか。
これじゃ外に出られません。監禁です。

ギルマスのあまりの大失敗にPCの前で大爆笑。久し振りに大爆笑。頼むぜ、ギルマス。
笑わせないで下さい。PCの前で1人爆笑しているととても寂しい気持ちになるので。

それからしばらくして、なんとか石も移動出来ました。
さぁさぁ!わたしたちのギルドが始まります。

sala:「ねぇ、ギルドってなにするの?」
ラミ :「がんばるのです」
sala:「何をがんばればいいの??」
ラミ :「いろいろとがんばるのです」
sala:「…いろいろ。いろいろとがんばればいいのですね!わかりました」

ギルドは作ったもののイマイチ何をするのか全然分からない2人。
…誰か教えて下さい。


■しがつにじゅういちにちの UO日記 ■

ラミたんのいない隙に、
お友達の平田君を連れ込んでしまいました。

初めて2人っきりになったから
ちょっとドキドキ★しました。

今日は初めてひとりでトロルを3匹倒しました。
頑張りました。

帰ってみると平田君はいなくなっていました。
また遊びに来てね。

おわり。



裸になってみたり


■2000/04/22 ラミたんはじめてのスリ体験(俺が被害者バージョン)

30分ほどダンジョンで遊んで街に戻り、戦利品を売り払うと、けっこうな金になった。金を預けるため銀行に行くと、さきほどダンジョン内ではぐれたsalaを発見。その場で数分立ち話をした。

と、その時。私のすぐ横に、一人の男が突然姿を表した。……あれ? こんなとこに人いたっけ? と不思議に思った瞬間、そいつはものすごい勢いで走り出した。見ると、そいつはグレイネーム(犯罪者)。

……ヤな予感。
ステータスを見てみると、さっきまで所持していた五千数百gpの表示がになっていた。

状況を把握するまでに約1分。ええと。確かこの世界には盗みを生業とする人がいて。手口としては、姿を隠して獲物に近づき、こっそり獲物の荷物を物色し、盗んだら速攻逃げる……という……。

やられた。

しまったーーーーーーー。俺今、「bank」と言いつつ、金、中にしまってなかったーーーーーー。

私は、ICQでsalaに「ラミたんは今、おかねをスられてしまいました」というメッセージを送ると、そいつを追いかけることにしました。

このムーングロウという街は狭いので、見つけるのは容易いはず。注意深く周囲にいる人の名前を確認しながら、男が逃げた方向へ進む。すると、数画面分先に、見覚えのある姿の灰色の名前の人を発見。

――いた。こいつだ。
一応、遠くからそっと彼のペーパードールを開いて称号を確認。
Scoundrel(悪党) ――間違いねえ。シーフだ。

私はおもむろに刀と盾を装着すると、一気に駆け寄って、攻撃開始。殺ス!

……と威勢よく斬りかかったはいいが、持っているのはダンジョンで酷使した、ぶっこわれ寸前のボロボロ刀。当然、全然ダメージを与えられない。ちっ。装備整えてから来りゃよかったナ。銀行に毒付きハルバードがあったはずなのにナ。あわてんぼさんだナ。

いきなり斬りつけられた泥棒さんは、当然ダッシュで逃げ出します。でも逃がしません。町中で堂々と他人を攻撃できる、ラミたんはじまっていらいの大チャンスなのです。こーろーすー。

しかし、相手も馬に乗っている上、どうやら回線状態も私とほぼ同じレベルらしい。楽に追いつくものの、すぐに逃げられてしまう。

「待てやコラァ!」
「てめえコラ逃げんな!」
 (まあ、そりゃ逃げるだろうが)

と左手でキーを打って罵声を浴びせつつ、右手でマウスを動かして追いかけ回す。器用なことしてるな俺。火事場のなんとかってやつだろうか。

けれども、追いかけっこをしているうちに、スられたことより、銀行前での立ち話が危険ってことを充分承知の上で油断した自分自身に腹が立ってきました。……やめよう。殺してどうなるわけでもないし、それにこの場合、どっちかっつうと悪いの俺だし。←もと万引き常習犯としての「盗まれる方が悪い」という理念にもとづきます。

もう危害を加える意思はないことを伝えるため、今度は「殺さない殺さない」「殺さないよう」「殺さねえっつってんだろコラ!」と言いつつ追いかける。しばらくしてようやく足を止めてくれたので、とりあえずお話してみることにしました。

「もしかして今、スった?」
「うん」

何を当たり前のこと聞いてるんでしょうか私は。
数発殴って気も済んだので(殴るっつうか斬ってるけど)、「ちっ。大事に使えよ」と捨てゼリフを吐いて立ち去ろうとしたが、泥棒さんは

「返す?」

などと殊勝なことを言い出した。……え。返してくれんの?

一瞬目を輝かせた私だが、盗られた分は楽しかった料として支払ってもいいかと思い、その申し出は辞退した。スリ体験とPK気分、同時に味わえてお徳だったしネ。

思わず笑ってしまったのが、最後に彼が残した言葉。

「このへん、危ないから気をつけてね」

おまえが言うな。


■2000/04/25

相変わらず、一人でとことこシェイムに遊び行ってるんですけど、なんかもうシェイムのレベル2はすごいですね。すさまじいですねあそこは。

通りすがりに、たまたま私の近くにエアエレが沸いて、たまたま私がターゲッティングされるじゃないですか。そーするとみんなわらわら寄ってきて、エアエレに一斉攻撃はじめるんですわ。エアエレ、5秒で死亡。らくちーん。

ここのエアエレは1匹ずつしか沸かないから、早く倒させて早く新しいの沸かせようっつーんだろうけど、トドメは私が刺せるように、ちゃんと計算して撃ってるあたりプロですな。感心。


■2000/04/28

馬にエサをやるため、家に戻った。
一度馬を降り、エサの入った箱をダブルクリック。――したつもりが、間違えて馬をダブルクリックしてしまった。

ボカ。

う、馬殴ってるー! 殴ってる俺! しまった……戦闘態勢のままだった。(戦闘モードで生き物をダブルクリックすると、攻撃を開始します)

当然、馬は怒って私に反撃してくる。わー。ごめんごめんごめん。もうしないもうしない。慌てて戦闘態勢を解除し、ボコってしまった馬の体力を回復させようと、包帯を巻き巻き。しかし包帯を巻いてるそばから、馬、蹴る蹴る蹴る。いてていてて。えっと。攻撃やめさせるにはどうすんだっけ?

「all stop」 ボカ。
「all stop」 ボカ。
「頼むから all stop」 ボカ。
「stopって言ってんじゃんかよ!言うこと聞けよてめえ!」 ボカ。

エサをやっても他の命令をしても、近づくとやはり私を攻撃してくる。30分ほど蹴られながら、どうしたものかと悩む。うーん。幸いここは家の中だし、1回この馬を野生化して、調教スキルのあるキャラを作ってテームし直すか……。

しかし、新キャラを作ったら、そいつに家のルーンと鍵を渡さなくてはならない。

……すげえめんどくせえ。

私は、おもむろに剣を装備した。

――今、楽にしてやる。

馬は3発で死んだ。

スタミナのある、いい馬だったのにな……。
と思いつつ、たった今焼き上げたばかりの馬の肉をほおばり、自分のスタミナを回復した。


■2000/04/28 Sex Drug Rock'n Roll 【sala】

わたしたちのギルド “SDR” のHPが出来ました。カッコだけは一人前です。
UO日記も載せるかも。主にラミが。きっとラミが。人任せです。

今日はラミんとことウチを見てくれてる方と一緒にトロルを倒しました。
ずっとラミと2人きりだったから、仲良しが出来たみたいで嬉しかったです。


■2000/04/29

UORが導入され、覚えなくちゃいけないことが増えました。めんどい。でもちゃんと覚えとかないと、うっかり犯罪起こして殺されかねないのでがんばりマス。

モンス太くんが強くなってるらしいので、様子を見におでかけしました。別にたいして強くなってるとは思えねえなあ。……と思ったら、魔法がメチャ痛い。いていていて。3発くらっただけで瀕死でした。ゲイザー相手に離脱するはめになるとは思わなかったス。しかもトドメ刺せなかったし。あれー? ゲイザーなのにー?

トロル4匹にがっちり囲まれた時も、「こらこらケンジくーん。せんせえ今ユウタくんぶった斬ってるからちょっと待っててネー。ほら、ヒロシくんも順番ですよー」とヨユーかましていたものの、包帯の難易度が上がっているらしく、回復に失敗しまくり。たかが10ポイントのダメージ回復にも失敗し、気づいたらゲージが赤く染まっていました。ユウタくんしか殺してあげられなかったヨ。しかもせんせえ、そのあと超ダッシュで逃げちゃってゴメンネみんな。っていうかあれー? トロルなのにー?

――殺す気かオリジン! 単独戦士には死ねと言うのか!

みんなで力を合わせてたたかいましょー。か。パーティープレイってRPGでは定番だけどもよ。通常のRGPのパーティーメンバーってAIじゃん。自分以外はこんぴゅう太じゃん。自分の都合とペースで動けるじゃん。

メンバーが全員生身の人間だと、時間的な都合とか能力の都合とか、いろいろあってめんどくさいじゃん。朝方とか、人の少ない時間にプレイする人間はどうすりゃいいのよ。メンツ集めるの大変じゃんよ。

あー。やる気失せてきたかも。

あしたは血エレとタイマン張りにいってみようかな。(死にます)


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