+SMとボーリョク+

「これから撮影があります」

一仕事終えて待機室に戻り、「さあてメシでも食おうかな〜」とウキウキ気分でいたところに、男子従業員からいきなりの宣告を受けた。

撮影とは、風俗誌に載せる広告用の写真撮影のこと。月に何度かあるものなんだが、今日はあまりにも突然だったんですげえショック。マジ半泣き。「聞いてないよ」とはまさにこのことだ。

ろくに化粧もしてないし、朝から何も食ってないし、撮影のためにわざわざ移動しなきゃならないしと、めんどくさいことテンコ盛りで激しくムカついた私(理由のうち二つは自分のせいだが)。

そういう重要なことは前日までに告知してくれよ。どうせ「言うの忘れてた」とか、そんな理由なんだろうけどよ。そういうくだらない理由だからこそ余計にムカつくんだよ。

指定された撮影場所へと、とぼとぼ移動した。今回は、都内のラブホテルの一室。ここには何度か撮影で来たことがあったが、なぜか今日はエアコンがききまくってて暑い。

ただでさえ暑い室内で、エナメルのボンテージ(ロンググローブ、超ロングブーツ付き)はキツイ。もお汗だくだくの超ムレムレ。何故ボンテージルックは露出度が高いかっつったら、暑いからに他ならない(独断)。エナメルでこれなんだから、ラバーフェチってやつらの気が知れねえな。

今回、M女と女王様のツーショット(絡みというほどのもんでもない)って形で撮ったんだけども、やっぱり女の子を鞭で打ったり踏んだりぶったりするのはよくないと思った。だって可哀相じゃん。

以前、他の女の子と同じような撮影をした時にも、「ごめんねごめんねごめんね、痛くない? 重くない? ごーめーんねー」とやたら腰の低い女王様になってたっけな。

写真だから、鞭を打ってるフリとか馬乗りになって首しめてるフリとか、あくまでもフリでやってるんだけど、それでもなんか痛々しくて、やってるこっちがトホホな気分だった。

女を踏んだり蹴ったり、鞭やスパンキングでびしばしやるのが好きなS男性って、どっか壊れてるとしか思えんな。

相手の女性のM性をしっかり見極めて、その上でそういうプレイが必要だと判断してやっているならいい。素晴らしいと思う。でも、単に自分がスパンキング系のプレイが好きだからというだけの理由でやる奴は腹立つです。自分の欲望を満たすための道具としてM女を扱う男は、御主人様でもSでもない。ただのケダモノだ(そういう奴に限って言葉責めとかへったくそだったりすんのな)。

SMをまったく知らない人が、「SM? コワーイ」などと言うのは、そういう「いたぶる側」と「されるがままにいたぶられる側」という図式しか頭にないせいだとも思う。そんなんじゃないのにな。

そもそも、女より男の方が筋力・腕力ともに優れてるのは当たり前のことだし、男に本気でやられちゃ女は絶対かなわないってのは当然のことだ(例外はあるが)。それをわかった上で無抵抗の女を殴るような男はクズだね。

基本的に私の中には『男尊女卑』という考えが定着している。よーするに弱い者いじめが気に食わない。男は女より優れていて当然だと思ってるし、そうあって欲しい。優れた者が劣った者をいたぶるのは卑怯なんじゃないか? と思ってしまうわけだ。

男尊女卑。コレ、私の中では結構基本なんだけど。
だって女って「あたしってバカだからぁ〜」とか言っても許されちゃうじゃん。もし男が「俺ってバカだからさ〜あ」なんつったら、許せないでしょ? 殴ってやりたくなるでしょ? これって基本的に『女は馬鹿なもの』って定義があるからなんじゃないのか? 「女だてらに」とか「女にしとくのは惜しい」ってのも、女より男の方が優れてるってことを前提にしてある言葉じゃないのか?

だからフェミニズムとかゆーやつはさっぱり理解できん。
男を立ててこその女じゃあないですか。別のとこ勃たせてあげるだけじゃいけませんよ。しょせん奴等は手のひらの上なんだから、せいぜいいい気にさせてあげましょうよ(ほんとに男尊女卑なのか)。

なんか話がズレたが……よーするに私は知性のカケラもない暴力的なプレイが嫌いってだけだ。でも男相手にやるんなら全然OKなんだけど。女の力なんてたかが知れてるし。殺すつもりでやっても、ほんとに死にゃしないだろ。たぶん。きっとね。

個人的には、かよわい女性が、腕力ではかなわない男性を支配するってとこに倒錯を感じるんだけどなー。こればっかは十人十色だしなー。要は好みの問題なのかなー。

とにかく、ただ乱暴にするのがSMだと思ってるバカヤロウは、人死にが出る前におまえが死ね。女を苛めて日ごろの鬱憤を晴らそうなんて考えてる奴は私が殺してやってもいい。

相手の気持ちがわからないSほど怖いものはない。
一度されてみればよくわかるぜ。


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