前々回の『風俗嬢と恋愛?』の追記というか続編。
なんだかこのネタ、好評だったらしくて、まあリアクションの良いこと。正直ビビりました。ワタシがアレを書いたときは、「こんなこといちいち書かなくても、みんなうすうすわかってるよなあ」と思ってたんだ:けど……いやあ、私ってば全然世の中わかってなかったらしいね。
今日はテンションめちゃ低いんで、ネガティブな感じになるかもしれんが、まあそのへんはひとつよろしく。ディスプレイの明るさも、少し暗めにして見ていただければ今の私の心境と程よくマッチしてイイ感じかもよ!
ではまず最初のお便りから!(DJチックに)
『僕は30過ぎの平凡なサラリーマンなのですが、実は、5、6年程前、生まれて初めて行った風俗店の女の子に本気で恋をしてしまった経験があり、貴女のHPのお陰で、今頃やっと当時の彼女の気持ちが本当に分かった気がします。
彼女は、とっても素敵なやさしい女の子で、恋をして通いつめる僕に、或る日手紙を渡してくれ(その手紙は、今でも僕の宝物です。)、その手紙には「好きだけど、苦しいからもう来ないで。」とありました。
彼女の気持ちがわからない僕は通い続けましたが、それでも彼女は、やさしく接してくれました。その後、彼女が昼間の仕事に転職することになり、「本当に好きだけど、風俗の仕事でお客様になった人とは付き合えない」と涙ながらに言われて、結果的には失恋してしまいましたが、今でも彼女のやさしさが忘れられません。
僕は、この「風俗恋愛初体験」があまりに素敵だったためにその後も風俗に通い、その後、もう一度、風俗嬢に本気で恋をしてしまいました(その恋も失恋に終ったのですけど。)。
乱美さんの「客は風俗嬢に恋するな」とのご意見は、100%そのとおりだと理屈では分かるのですが、僕の気持ちとしては、恋愛の対象として風俗の女の子を見てしまいます。それだけ「いい女」が風俗界には多いせいだと思うのですが。
このような考えは、やはり、風俗の女の子にとっては迷惑でしょうか?
教えて下さい。』
はい、迷惑です(即答)。
いやそうじゃなくて。んー、いいお話ですねー。なんだかココロにジンときます。この『彼女』の気持ちは、個人的にヒジョーによくわかります。
まず一つ言っておきましょう。風俗嬢にとって、指名で通いつめてくれるお客さんというのは、一言で言えば「いいカモ」です。ネギのかわりに金しょってきてくれるようなもんです。とてもありがたい存在です。
そして、一人のカモからはできるだけ長く搾取したいとも思っています。そのためには懸命に努力します。飽きさせないようにプレイのバリエーションを変えてみたり、「特別にね☆」ともったいぶって、ちょっとこってりめのサービスをしてみたり、時にはちょっと気があるフリをしてみたり……。これを、客を「引っ張る」と言いますが、5回、6回と長く引っ張るのはけっこう大変です。
そんな大事なカモ、いや、お客様に「もう来ないで」などと言うのは、大変勇気がいることです。これは、本気であなたのことを嫌っているか、心からあなたを心配してくれているかのどちらかでしょう。
でもまあ、本気で嫌な客に、わざわざ手紙を書くこともないでしょうけどね。故意にプレイの手を抜いて、自然と足が遠のくように仕向けるくらいはやるかもしれませんが。
そう、風俗店でそこそこ人気のある風俗嬢にあたったのに、「なんかイマイチだった」と感じた人は、十中八九、その子に嫌われてます。こっちもバカじゃないし、客は他にも大勢います。自分にとってイヤな客に下手に気に入られて、指名で返ってこられるのも困るんで、「こいつには2度と来て欲しくねえな」と思ったら、当然プレイの手を抜きます(クレーム入らない程度に)。相手の子を責める前に、まずは我が身を降り返ることをオススメします。
あ、話がズレた。
えーと、そう。
その『彼女』はきっと、とても優しい人だと思います。
思うに、あなたが「通いつめた」のがいけなかったんじゃないでしょうか。どのくらいの頻度で通っていたのかはわかりませんし、あなたの収入も店の料金もわからないので、これが正しいとは絶対に言えませんが。あくまで私の憶測として書いてみます。
気に入った風俗嬢に会うためには、店に多額のお金を払わなければならないわけです。月に1、2回通う程度であれば、こちらとしても「まあ、そのくらいは普通だよな」と思います。でも、これが週に1、2度となると、余計な世話だとは思いつつも「おいおい兄ちゃん、財布の中身は大丈夫か?」と心配になってきます。
相手がそれなりの収入を得ていて、「遊びに金かけるのは当然じゃーん。昔はもっとすごかったぜー。月に20万くらい使ってたもん。俺金持ってるしぃー」などと豪語する人であれば問題ないです。が、どう見ても金持ってそうにない、普通のサラリーマンor学生ともなると、さすがに気がひけます。
それが、「とにかく抜きてえ」だけっていう、ただの性欲旺盛な風俗大好きっ子なら、「しょーがねえなーコイツ」で笑ってすませられます。その人は「自分のために」金を使ってるわけですからね。こちらがどうこう言う問題じゃないです。
でも。「君に会いたかったから」なんて真顔で言われちゃったら困ります。それでは、「この金は『遊ぶため』ではなく『君のため』に使ってるんだ」と言ってるようなもんです。これはこちらにとっては、かなり精神的な負担になります。何とも思わない子もいるかもしれませんが。
その『彼女』は、あなたが「私のためにお金を使ってくれている」ことが心苦しくなったんじゃないでしょうか。あなたの金銭的な負担を考えて、何も返せない自分に対して「申し訳ない」気持ちになってしまったんじゃないでしょうか。
そこで「じゃあ気持ちに応えてあげりゃいーじゃん」とか思った奴、前に出ろ。いいかよく聞け。
>>「風俗の仕事でお客様になった人とは付き合えない」
この言葉の真意がおまえらわかってるか?この言葉の本当の重さを理解してんのか?
ここでいくつか質問をします。正直に答えて下さい。いや、答えろ。
(1) あなたは、念願かなって大好きな風俗嬢と付き合うことができました。それでは、彼女に仕事を辞めるように言いますか?
・はい (2)へ
・いいえ (3)へ
(2) あなたの言葉で、彼女は風俗を辞めました。そう言ったからにはもちろん、彼女が必要とするお金をあなたの収入で賄うことはできるんですよね?(ちなみに彼女の月収は約200万と考えます)
・まかせろ (5)へ
・そりゃ無理だ 結果(a)へ
(3) あなたは彼女の事情を理解し、風俗の仕事を黙認することにしました。あなたは、たとえ客といえど、彼女の身体が他の男のオモチャになることに耐えられますか?
・はい (4)へ
・いいえ 結果(b)へ
(4) この先、たとえ彼女と喧嘩をしても、酔っ払ってちょっぴり弱気になった時でも、彼女の『仕事』に対して文句や愚痴やあてつけがましいことを言わずにいられますか?(ポロっとでも言った場合、当然彼女は傷つきます。そりゃあもう)
・絶対言わない (6)へ
・言うかも 結果(c)へ
(5) 彼女が過去に風俗嬢であった事実を、きれいに忘れることができますか?また、付き合いが長くなり、お互いに不満が出てきたとき、それが発展して、お互いが憎み合うことになったとき――そんな時にも、彼女の『過去』を責めないという自信がありますか?
・大丈夫! (7)へ
・できない、わからない 結果(c)へ
(6) あなたは、彼女の「お客さん」から「彼氏」へと昇格を果たしたわけです。そう、彼女は「客」であるはずのあなたと付き合ったのです。この先、彼女になじみの客ができて、その客があなたと同じ「昇格」をすることがないとは言いきれません。彼女が仕事を続ける限り、あなたは常にその不安に苛まれなければいけないのです。それの不安に耐えられますか?
・はい (7)へ
・いいえ 結果(b)へ
(7) 本当に?
・絶対大丈夫! 結果(d)へ
・ちょっと自信がない 結果(c)へ
──判定──
(a)愛さえあれば大丈夫!その考えは美しいですが、もう少し現実を考えましょう。彼女がなぜ風俗で仕事をしているのか、そのあたりをもう一度よく考えてみては?ちなみに、本人に聞いたところで本当のことを答える子はあまりいません。
(b)じゃあどうするっつーんだよ。あなたが一体どういう考えでいるのか、そのへん詳しく聞かせてもらいたいですね。
(c)そういうものです。人間て悲しいよね。
(d)口ではなんとでも言えます。
さて。どうだったでしょう?ロクでもない結果ばかりですね。すいません。
でも、それだけ風俗嬢と付き合うってのは難しいもんだと思います。常にラブラブのいい時ばかりが続くわけじゃないし、男って弱いからね。
仕事以外で知り合った人なら楽ですけどね。風俗嬢であることをバラすにしても、仕事の内容なんか、適当にウソついてごまかしゃいいんですから。
でも、一度お客になってしまったからには、彼女の『仕事内容』は全て知ってしまってるわけですからね。これはお互い、かなりツライんじゃないでしょうか。
んじゃ、「風俗嬢との正しい接し方」を実践している方からのメールをご紹介しましょう。
『いまでは慣れっこになっても聞かないことがあります。
本名:本名使いたくないから源氏名があるのに聞いてどーする。
↑正確にはその店では用意された名前を選ぶ方式であるのだが
年齢:オレは女性の年齢がさっぱし分からない人なんで言われた通りの年齢をちゃんと信じる。だからちゃんとダマされるのでもう聞かない。
電話番号:コレは一度もこっちから聞いたことはない。実際教えてもらっても話すことがこれといってない。
電話は相手のことを考えるとなかなか使いづらいメディアになってしまった。だから携帯とか教えてもらっても、留守電になってた方が安心していたりする。E-MALE使える泡姫なんていまだ当たったことないし。
いったかどーか:妹とこんなハナシをしていたらコレは愚問中の愚問であるといわれた。オレも確かにそう思う。最近はなんとか相手の様子で分かるようになったような、ならないような。腹部が痙攣しているのはそうですよね。
(中略)
相手から飲みに誘われたことがあって2度ほど奢ってもらいました。すごくうれしかった。でも、それ以上調子には乗りませんでしたよ。
(中略)
ちなみに俺んちへお見えになったコトもあります。来てくれるのがすごいうれしくて車で迎えにいきました。
また別の人で「今日このまま連れて帰って、今!」といわれたこともあります。結構マジくさかったのですが、当時わたしにそんな甲斐性も度胸もなく、さらりと冗談をかましてかわしました。
次週、指名してみるともう彼女は退店されていました。せつないぜえ〜!でもコレが大人の遊びなんだなっ。と、うっすら感じた。』
スバラシイですね。私もこういう客、10人くらい欲しいです。
風俗嬢の方から誘われて、なおかつ奢られるというのはスゴイんじゃないでしょうか?
こういう方には、たいていの風俗嬢は心を開くでしょうね。ちゃんと『仕事』のことをわかってくれている人ですから、接しやすいし、仲良くなりやすいです。私のように野良猫並みに警戒心が強くて、「客と外で会うなんてだりぃ」と思わない子であればの話ですが。
この方には実際会ったことはないですけど、たぶんもともと「人に警戒心を与えない」ルックスをしてるのかもしれませんね。いるでしょ、たまに。なーんかコイツといると楽だわ、みたいな人。
んでもって、このメールを読んで、私の頭に浮かんだことなんですがね。
「風俗嬢に惚れられるためには、風俗嬢に惚れてはいけない」
むう。なんつうパラドックス。
そんじゃそろそろまとめに入る?
風俗嬢にいい女が多いってのは、まあある意味当然でしょう。言ってみれば「女のプロ」なわけですから。また、男が考える「いい女像」をなるべく忠実に再現しようと試みてるわけでもありますし。
風俗嬢は、いわゆる『アイドル』みたいなもんだと認識すればいいんじゃないでしょうか(実際、雑誌やテレビに出てる子もいるしな)。『偶像』という意味でもね。
お金を払えば実際に至近距離で会えるし、カラダに触れることもできるという、手の届く範囲にいるアイドル。アイドルだからファンは他にも大勢いるし、その子にとってプライベートはプライベートで別にあるわけです。
風俗嬢と恋愛するな、と言うのは、「風俗嬢にはのめりこむな」ということであって、別に惚れるだけなら問題ないんですよ。ほんとは。
通いつめたり、のめりこみすぎたりせず、上手に「その瞬間だけの恋」を楽しめるのなら、何も言うことはないんですが──やはりそれは難しいんでしょうかね。